<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇女子団体追い抜き3位決定戦◇17日◇ミラノ・スピードスケー…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇女子団体追い抜き3位決定戦◇17日◇ミラノ・スピードスケート競技場

【ミラノ=飯岡大暉】佐藤綾乃(29=ANA)が団体追い抜きで3大会連続メダルを獲得した。

3位決定戦で、米国を破って銅メダル。18年平昌大会で金、22年北京大会で銀を手にしており、金銀銅をコンプリートした。今大会を「集大成」と明言しており、最後の五輪でも勲章を手にした。

8年前、高崎健康福祉大時代に21歳で五輪デビューを果たした。いきなり団体追い抜きで頂点に立ち、冬季五輪日本女子最年少金メダリストの称号を手にした。

3大会連続で高木美帆(31=TOKIOインカラミ)と出場し、すべて表彰台に立った。「ずっと引っ張ってってくれた。前を走りながら、私のことを気にかけながら、いろいろなアドバイスをしてくれた」と感謝した。そして「長い間、本当に美帆さんのお尻しか見てこなかった」と笑顔を見せた。

従来は先頭を交代しながら滑る戦術が主流だったが、今回は隊列を固定。先頭の高木を、2、3番手が尻のあたりを“プッシュ”する作戦を採用している。「北京までのプッシュなしの戦術の時も、美帆さんの後ろをついていた。チームパシュートをやるにあたって欠かせない存在。信頼はすごく大きかったので、ずっと心を折らずに世界のトップで走らせてくれた、本当にかけがえのない存在」と告白した。

高木からは「3大会連続佐藤と一緒にやってきたんだなと思い返したときに、すごく感慨深いものがあった」と伝えられた。18年平昌時は「ピチピチの若い女子大生だった。半べそかくんじゃないかと…。決勝戦を迎える上で、前日の夜にすごく緊張していたのを覚えている」と暴露された。

ただ、今大会は22歳の堀川桃香、21歳の野明花菜をけん引する姿を見て「後輩を力強く支える頼もしい先輩になっている。安心して後を任せられると思えた。一緒にやってこられてよかった」と感謝された。

佐藤は20日(日本時間21日)の1500メートル、21日のマススタートに出場する。