25年のプロボクシング年間表彰式が17日に都内で開催され、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が8年連…
25年のプロボクシング年間表彰式が17日に都内で開催され、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が8年連続9度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。MVPの通算9度目、8年連続受賞のいずれも自身の持つ最多記録を更新した。4団体統一王者として史上初となる年4度防衛に成功。世界戦連勝記録もジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(ともに米国)を抜く歴代1位の27連勝に到達した1年だった。
式典の最後に壇上に立った井上は「名誉ある賞をいただけて大変、うれしく思う。毎年、取らなくてはいけない重圧もあった。25年も(MVPを)取れたことをほっとしている。ボクシングが好きだから(連続MVPを)続けられていると思う」と笑顔をみせた。
昨年3月、同じ年間表彰式で元WBC、IBF世界バンタム級王者中谷潤人(28=M・T)と1年後、東京ドームでの対戦を約束していた。ピンクシルバーの派手なヘアカラーで登場した井上は「みなさんの記憶にも新しいかと思うが、1年前ここでビッグマッチの約束をしました。お互いに勝って1年後盛りあげましょうと。その約束をお互い果たすことができた。今年5月、東京ドームで中谷選手と本気でぶつかります。そのお互いの勇姿を必ず見届けてください」と強い口調で決意表明した。
中谷戦の発表は来月にも行われる予定。井上は「ひさびさに高いモチベーションがある。そんな時の自分に期待をして、これから練習を励みたい」と意気込んだ。会場で2年連続の技能賞を獲得した中谷と再会したものの、あいさつ程度の会話のみ。井上は「こうして会うともちろん意識している。やっぱり特別な気持ちになる。久しぶりの日本人と闘う。井上が勝つ、中谷が勝つと割れていると思う。まだまだだぞ、というところをみせたい」と気合を入れ直した。
また26年中のフェザー級転向に意欲をみせている。中谷戦がスーパーバンタム級卒業と区切る1つのタイミングとみているという。井上は「今の時点ではスーパーバンタム級の集大成と考えています」と東京ドーム決戦を見据えていた。