虎の守護神がブルペンを奮い立たせた。阪神岩崎優投手(34)が17日、救援陣最大の危機を一丸で乗り切る覚悟を示した。春季沖…
虎の守護神がブルペンを奮い立たせた。阪神岩崎優投手(34)が17日、救援陣最大の危機を一丸で乗り切る覚悟を示した。
春季沖縄キャンプの具志川での鍛錬を終え、この日から宜野座キャンプに本格合流。絶対的なセットアッパー石井大智投手(28)が故障離脱したことに「みんなで乗り切っていきたい」と熱い思いを語った。自身は10年連続40試合登板、さらに2年ぶりの60試合にも意欲を見せた。
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救援陣の力を結集して、この危機を乗り越える。強い覚悟を持って、岩崎が宜野座にやってきた。独自練習を任された具志川キャンプから、満を持して宜野座組に本格合流。重い現実が待っていた。石井が「左アキレス腱損傷」で離脱。長期離脱は避けられない状況だ。失意のセットアッパーを思い、言葉を選んだ。
「残念だなというのはあります。もちろんコンディションには気をつけてやっていた中で起こったことで、大きい離脱がないようには自分もしていきたいんで。石井もそういうつもりだったと思いますけど、何とも言えないです。難しいです」
藤川監督が「チームの心臓」と表現するブルペン。昨年、50試合連続無失点で「心臓」を力強く動かしてきた中継ぎ右腕が開幕にいない。石井の穴を埋めるには、石井自身も含めて全員の総力が必要だと訴えた。
「一緒に投げることはできないかもしれないですけど、知恵を借りたりとか、そういうことは今後あるかもしれないんで。一緒に戦っていきたいなとは思います」
新星の台頭も望まれる。
「自分も誰かが抜けたところで、チャンスを(つかんで)数字を出してということもあったんで。他のピッチャーにも頑張ってもらいたいですし、自分も負けないようにやっていきたいと思います」
経験が浅い投手には助言も送り、一丸態勢を作り上げる。
具志川で連日のようにブルペンで投げ、自主トレから走り込んで体を作ってきた。最終クールあたりで打者相手に投げ、3月の対外試合で仕上げに入る。40試合以上の登板を果たせば10年連続となり、登板44試合で通算600試合登板、30セーブを挙げれば通算150セーブの節目に到達する。
「続いてるものは続けていきたいですし。昨年よりもたくさん投げたいなという思いはあります」。確かな決意を持って、勝ち試合を締める重責を担う。【堀まどか】