<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペアフリー◇16日◇ミラノ・アイススケートアリーナ「りく…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペアフリー◇16日◇ミラノ・アイススケートアリーナ
「りくりゅう」こと、三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が歴史的な大逆転劇で、金メダルを獲得した。
15日のショートプログラム(SP)で5位と出遅れながらも、16日のフリーで世界歴代最高となる158・13点を記録。SP終了時点での首位との6・90点差を逆転し、頂点に輝いた。
ここでは過去の冬季五輪での大逆転劇を振り返る。
◆浅田真央(14年ソチ五輪=フィギュアスケート女子)
銀メダルを獲得した10年バンクーバー五輪に続く自身2度目の五輪で金メダルを期待される中、ジャンプミスもあってSPでまさかの16位。金メダルが絶望的となったが、翌日のフリーでは自己ベストとなる142・71点を記録し、6位入賞を果たした。魂の演技は日本中に感動を与えた。
◆原田雅彦(94年リレハンメル五輪・98年長野五輪=ジャンプ団体)
リレハンメルでは105メートル以上飛べば金メダルという状況で、アンカー原田のジャンプは97・5メートルに終わってドイツに抜かれて銀メダルに終わった。4年後の長野でも1本目は79・5メートルの失敗で、1本目を終えた日本は4位に沈んだ。それでも原田は2本目に137メートルのビッグジャンプを記録し、逆転金メダルをもたらした。日の丸飛行隊による大逆転金メダルは、地元開催の大会を盛り上げた。
◆スティーブン・ブラッドバリー(オーストラリア、02年ソルトレークシティー五輪=ショートトラック男子1000メートル)
“棚ぼた”で金メダルを獲得した。2位までが準決勝進出の準々決勝で3位となりながら、他選手の失格により繰り上げ勝ち抜け。準決勝でも複数選手の転倒に助けられて決勝に進出すると、決勝ではトップから4人が転倒するアクシデントにより、悠々と1着フィニッシュ。92年アルベール五輪からの3大会では500メートル8位が個人最高記録だった選手が、運にも助けられて4大会目で自身初のメダルとなる金を手にした。
◆里谷多英(98年長野五輪=女子モーグル)
地元開催で盛り上がる中、予選では22・29点で11位に沈んだ。しかし3日後の決勝では次々に技を成功させ、自身最高の25・06点をたたき出して金メダル。それまでのW杯で4位が最高で、表彰台に立ったことがなかった選手が、日本女子初の冬季五輪金メダリストとしてその名を刻んだ。
◆サラ・ヒューズ(米国、02年ソルトレークシティー五輪=フィギュアスケート女子)
当時16歳の女子選手が、名だたる名手を抑えて逆転金メダルに輝いた。SPを4位で終えたものの、フリーでは7つのジャンプをほぼ完璧に成功。SP1位のミシェル・クワン(米国)、同2位イリーナ・スルツカヤ(ロシア)、同3位サーシャ・コーエン(米国)といった金メダル候補を抑えて大逆転Vを飾った。現在も冬季五輪の歴史でも屈指の逆転劇として語り継がれている。