大勢は前回大会でも好投を見せた(C)産経新聞社 大会連覇がかかった第6回WBCが3月6日からいよいよ始まる。今大会は米国…

大勢は前回大会でも好投を見せた(C)産経新聞社
大会連覇がかかった第6回WBCが3月6日からいよいよ始まる。今大会は米国も主将にアーロン・ジャッジ(ヤンキース)を据えるなど、“本気の布陣”が話題を呼んでいる。すでに宮崎で侍ジャパンの事前合宿も行われる中、どのような陣容で挑むのかにも注目が高まっている。
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近鉄OBの佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で占う「シゲキ的球論」、今回は侍ジャパンの守護神に独自の考察を加えている。
14日からスタートした侍ジャパンの合宿だが、スタート前から投手陣ではイレギュラーな出来事が続いた。
最終ロースターに選ばれていた平良海馬(西武)、石井大智(阪神)といった試合終盤を託すことが期待されていた2人の剛腕リリーバーがキャンプ中の負傷で代表辞退が決定。
かわって招集されたのは藤平尚真(楽天)、隅田知一郎(西武)の2投手だった。
佐野氏は平良、石井にかわって代表入りした2投手に関して「藤平は球の勢いは素晴らしい。左の隅田はクレバーなので流れを変えられると思います。また左投手の数が4人から5人に増えるのはポジティブ」と前向きにとらえる。
その上で終盤の投手運用に関しても独自の考察を加えた。
軸に考えていたクローザー候補の2人がいなくなったことは指揮官にとっても頭の痛いところとして、「どちらにしても調子の良い投手から使っていかないといけない。1人の投手に負担がかからないようにしないと。投手起用は注目されるでしょうね」と指摘する。
現在の布陣ではメジャーのパドレスでリリーバーを務める左腕、松井裕樹も注目とされるが、佐野氏はあえて「僕は巨人の大勢に頑張ってもらいたい」と話す。
右腕に関しては23年の第5回WBCでもチーム最多の4試合に登板し、防御率0.00と安定感が光った。
「昨季のレギュラーシーズンの時には、一番いいところが鳴りを潜めているところはありましたけど、あのまっすぐがはまれば、MLBの打者もびっくりするかもしれないですね」とコメント。
松井に関しても悪くないとしながら、逆に対戦する可能性のある各国のMLBの打者がデータを持っている可能性もあるとして「大勢がはまれば面白い」と巨人の剛腕リリーバーを推薦した。
いずれにせよ、前回大会の覇者の日本を倒そうと各国が目の色を変えて向かってくるのは間違いない。日本中を沸かせた、あの感動が再びとなることを期待したいところだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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