<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇16日(日本時間17日)◇ペア・フリー◇ミラノ・アイスス…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇16日(日本時間17日)◇ペア・フリー◇ミラノ・アイススケートアリーナ

【ミラノ=松本航】愛称“りくりゅう”の三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、ペア日本勢初の表彰台で金メダルに輝いた。

世界歴代最高のフリー158・13点を記録し、合計231・24点。前日15日のリフトにミスが出たショートプログラム(SP)は5位で、大逆転で頂点に立った。

竹内洋輔強化部長(46)は、前任者の小林芳子強化副部長(70)とともに、団体が採用された14年ソチ五輪前からペア強化に取り組んできた。三浦、木原組の快挙を「歴史の転換点だと思う。シングルが非常に強かったというところで、ついにペアがオリンピックチャンピオンになれた。本当の意味で日本のフィギュアスケート界の転換点になったと思います」とかみしめた。

ペアやアイスダンスの発掘や強化にあたり、痛感してきたことがある。トライアルやトライアウトで男女が出会う際、基本的には夫婦や交際中のカップルであるわけではない。そのような2人が手を取り合い、競技を長く続けていく難しさを痛感してきた。

「頭上より高く、2メートルぐらいまで高く持ち上げられる。3メートル近くまでツイストリフトで上げられる(投げられる)。絶対的な信頼が相手に対してなければ、この競技はできません。シングルのポテンシャルがある2人をうまく組ませることで、強化の方法はうまくいく。ただ、その後にスプリット(分裂)が多い。結局、お互いが絶対的に相手を信頼していけないと、最終的な競技力が上がっていかない。アイスダンスもしかりですが、そこを我々としてもどうサポートしていくのかは、今後の課題になると思います」

日本フィギュア界にとっては、歴史の分岐点であり、今後の発展に向けた大きな契機となる。試行錯誤を重ねながら、挑戦は続く。