プロ野球日本ハムの沖縄県名護市などでの春季キャンプは後半に入った。昨季まで2年連続リーグ2位。選手層の厚みが増したとは…
プロ野球日本ハムの沖縄県名護市などでの春季キャンプは後半に入った。昨季まで2年連続リーグ2位。選手層の厚みが増したとはいえ、10年ぶりのリーグ優勝へ向け、戦力の上積みが欲しいところ。新戦力に注目した。
期待が大きいのが、6年ぶりに日本ハムに復帰した有原航平投手(33)だ。ソフトバンクでは昨季まで2年連続で14勝を挙げ、最多勝に輝き、リーグ連覇に貢献した。
オフにソフトバンクから自由契約となり、大リーグ復帰も視野に入るなか、古巣復帰を決めた。有原投手は「(球団幹部から)優勝に有原の力が必要だと繰り返し伝えられたのが本当にうれしかった」と話す。
10日に春季キャンプに合流し、12日には初めてブルペン入り。直球のみ捕手を立たせたまま18球を投げ込んだ。すでに自主トレーニングで(マウンドを想定した)傾斜を使って2度投球練習をしており、順調な調整ぶりをアピールした。
6年前とは選手が大幅に変わっており、有原投手は「若い選手も多いので、積極的にコミュニケーションを図っていきたい」。すでに3月31日のロッテとの本拠開幕戦での先発が内定。ベテランとしてチームを引っ張っていく意気込みだ。
新外国人選手では、大リーグ・ナショナルズから移籍したサウリン・ラオ投手(26)に注目が集まる。ドミニカ共和国出身で、2015年にドジャースと契約。当初は内野手だったが、23年に投手に転向した経歴の持ち主だ。
188センチの長身で、直球やスライダーの制球力で勝負する。6日に来日し、合流直後の8日にはブルペン入り。「まだ午前2時に目が覚めるし、時差ぼけがあるよ。マウンドなど新しいことが多いので、確かめながら投げた」と話した。
新庄剛志監督もブルペンに足を運んで、投球を見守った。
「先発候補は今のところ12人かな。(ラオ投手は)12番目で考えている。これから(走者がいるときの)クイックモーションなどを見てみたい」と話した。
新人選手では、ドラフト2位のエドポロケイン外野手(22)が新庄監督の目に留まった。
8日の阪神との練習試合に「4番・中堅」で先発出場し、2安打1打点の活躍をみせた。特に一回の第1打席で三遊間へのゴロを内野安打に。190センチ、102キロの巨体だが、その「俊足」ぶりで首脳陣を驚かせた。
新庄監督によると、塁間に近い20メートル走は2秒89でチーム野手4位に相当するという。キャンプは沖縄県国頭村での2軍スタートだったが、10日の第3クールから1軍に昇格。エドポロ外野手は「緊張感なくいい練習ができた。(打撃で)しっかりボールを捉える確率を上げるのが課題」と話した。(鷹見正之)