「広島春季キャンプ」(16日、沖縄) 剛球がミットに収まるバチンという快音が球場に響いた。スタンドの見物人が「お~」と…
「広島春季キャンプ」(16日、沖縄)
剛球がミットに収まるバチンという快音が球場に響いた。スタンドの見物人が「お~」とうなる。ドラフト2位・斉藤汰直投手(亜大)がプロ入り後2度目となるシート打撃に臨み、打者5人を無安打1四球。この日投げた9投手の中で最速の151キロをマークし、大器の片りんを見せた。
「もう段階を踏むとかではなく、アピールすることを考えていた」という中で立ったマウンド。同期の同1位・平川(仙台大)を直球で詰まらせての遊ゴロに仕留めるなど、球に力があった。「試合で投げられるくらいの気持ちの入れ方をした。なのでスピードは出たのかな」と実戦モードを強調した。
11日に登板したシート打撃では制球に苦しみ、投球フォームに意識を向けすぎていた点を反省した。今回は「キャッチャーミットにどんな球を投げていくかにフォーカスした」と語り、「それがいい結果につながったと思う」とうなずいた。
右腕の投球をスタンドから見つめていた阪神・千原スコアラーも「真っすぐが良くて、変化球もストライクが入る。コントロールで崩れる感じがない」と評価した。
ここまでのキャンプは平川、同3位・勝田(近大)、同6位・西川(神村学園伊賀)といった同期野手が猛アピール中だ。「本当、めちゃくちゃいい刺激をもらってる」と斉藤汰。次回の実戦登板に向けて、鼻息は荒い。
◇斉藤 汰直(さいとう・たいち)2003年12月7日生まれ、兵庫県出身。22歳。183センチ、90キロ。右投げ右打ち。武庫荘総合-亜大を経て、25年度ドラフト2位で広島入り。角度のある速球と切れのあるフォークボールやカットボールで三振を積み重ねる。