フィギュアスケートのペア・フリーで「りくりゅう」が金メダルを獲得した。三浦璃来/木原龍一組は16日(日本時間17日)、世…

フィギュアスケートのペア・フリーで「りくりゅう」が金メダルを獲得した。三浦璃来/木原龍一組は16日(日本時間17日)、世界歴代最高となる158.13点を記録。日本ペア史上初の栄冠に輝いた。

 

【画像】【フィギュア】りくりゅう金メダル フリー世界歴代最高158.13点で大逆転

 

ショートプログラム(SP)は5位発進。73.11点で、首位のドイツペアとは6.90点差をつけられていた。得意のリフトでバランスを崩すミスが響き、表彰台も危うい位置からのスタートだった。

フリーで状況は一変した。映画「グラディエーター」の曲に乗り、冒頭のトリプルツイストリフトから完璧な演技を披露。3回転トウループ+ダブルアクセル+ダブルアクセルの連続ジャンプを鮮やかに決めた。

前日失敗したリフトは美しく成功。スロー3回転ルッツ、3回転サルコー、スロー3回転ループ。次々と高難度技を決め、会場を沸かせた。

後半も集中は途切れない。3種のリフトすべてでレベル4を獲得。スピンもステップも取りこぼしなく、最後のコレオシークエンスまで力強く滑り切った。

技術点82.73点、演技構成点75.40点。減点はゼロ。フリーの得点は158.13点に達し、世界歴代最高得点を更新した。合計は231.24点。自己ベストを大きく更新する数字だった。

会場は総立ちのスタンディングオベーション。フィニッシュ後、木原は氷上にひざをつき涙を流した。三浦も目を潤ませ、2人は抱き合って喜びを分かち合った。

 

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銀メダルはジョージアのメテルキナ/ベルラワ組、銅メダルはSP首位だったドイツのハーゼ/ボロディン組が獲得した。

「りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦/木原組は、2022年北京五輪で7位入賞。その後、世界選手権やグランプリファイナルを制し、世界のトップに君臨してきた。残されていた最後のタイトルが、五輪の金メダルだった。

SPの失敗から一夜。逆境を力に変え、世界最高の演技で栄冠を手にした。日本フィギュアスケート史に、ペア種目初の金メダリストとして名を刻んだ。