東京競馬場の芝3400mという過酷な条件下で行われるダイヤモンドS。スタミナと精神力が試されるこの舞台では、大波乱の…

 東京競馬場の芝3400mという過酷な条件下で行われるダイヤモンドS。スタミナと精神力が試されるこの舞台では、大波乱の歴史もある一方で、確かな実力馬が順当に結果を残すケースも多い。過去のデータから信頼度と妙味を兼ね備えた条件を抽出し、今年の有力馬を予想する。

1.前走1番人気馬は信頼度抜群

 過去10年の前走人気別成績を見ると、前走で1番人気に支持されていた馬は[4-0-1-6]と勝率36.4%、複勝率45.5%を誇る。特筆すべきは単勝回収率が147%もある点だ。人気先行で飛びやすいと思われがちだが、実際にはファンに支持されるだけの実力を備えた馬が、この特殊な舞台でも期待に応えている。

2.中団待機策が好結果を呼ぶ

 前走で4コーナー7-10番手の馬は[4-1-4-32]で複勝回収率は167%と100%を超えている。極端な位置取りではなく、レースの流れに乗れる中団付近で脚を溜めていた馬が、東京の長い直線でしっかりと末脚を伸ばして馬券圏内に突入するケースが多い。長距離戦ではスタミナ温存が鍵となるが、後方すぎても届かず、先行しすぎても目標にされる。中団で折り合いを欠かずに運べた馬にこそ、展開の利と配当妙味がある。

3.継続騎乗がプラスになる

 過去10年で前走と同騎手だった馬は[4-5-4-34]で複勝率27.7%なのに対し、前走から乗り替わりとなる馬は[6-5-6-79]で複勝率17.7%。人馬の呼吸が勝敗を分ける長距離戦において、パートナーの手の内を知り尽くしている継続騎乗は大きなアドバンテージとなる。

 スティンガーグラスを本命に推す。前走のアルゼンチン共和国杯では1番人気に支持された。結果は2着だったが、GIIで連対した実力はメンバー中でも上位であり、「前走1番人気」「前走4コーナー8番手」「C.ルメール騎手が継続騎乗予定」と全てのデータの後押しを受けたここは不動の軸となる。