■前半はRB大宮の守備を攻略【明治安田J2・J3百年構想リーグ 2月14日 14時03分キックオフ 大宮 3ー2 札幌…

■前半はRB大宮の守備を攻略

【明治安田J2・J3百年構想リーグ 2月14日 14時03分キックオフ 大宮 3ー2 札幌 NACK5スタジアム大宮】

 北海道コンサドーレ札幌が、開幕節からの「前進」を感じさせた。

 明治安田J2・J3百年構想リーグ第2節が、2月14、15日に行なわれた。今リーグはJ2とJ3の全40チームが『地域リーグラウンド』としてEAST―A、EAST―B、WEST―A、WEST―Bの4つのグループに分かれ、ホーム&アウェイのリーグ戦で争う。

 EAST-Bでは北海道コンサドーレ札幌が、RB大宮アルディージャと対戦した。札幌は前節に続いてのアウェイゲームとなる。

 前節のいわきFC戦は、攻撃が機能しなかった。枠内シュートを1本も記録できず、0対1で敗れている。

 しかし、今節は開始早々の3分に先制点をマークした。その後も試合の主導権を握り続ける。

 RB大宮は4バックを採用し、マイボールの局面では右SB関口凱心(24歳)が高い位置を取る。札幌はその背中を狙った。左FWスパチョーク(27歳)に左SBパク・ミンギュ(30歳)とボランチの木戸柊摩(23歳)が距離感良く関わり、左サイドから敵陣深くまで侵入していった。トップ下の荒野拓馬(32歳)も適切なタイミングで左サイドへ流れ、数的優位を生み出していた。

 そうやってCKやFKを獲得すると、福森晃斗(33歳)が左足から際どいボールを供給する。いわき戦では1試合を通して5本のシュートに終わったが、この日は前半だけで8本のシュートを記録した。決定機は先制点を含め、5回を数えた。

 右サイドからも攻略した。22分に右ウイングの白井陽斗(26歳)が縦パスに反応し、左SBを振り切った。RB大宮の守備は前への矢印が大きく、相手のFWやトップ下の選手が下がるとDFが食いついていく。この場面でも左CBが前へ出ており、全体のスライドが遅れたのだった。札幌からすれば、狙いどおりだっただろう。

 札幌の川井健太監督(44歳)は「前半はチャンスを多く作れましたし、もしかしたら前半で試合をある程度決定づける可能性もあった」と振り返った。

「ただ、おそらくそうはならないだろうと思っていました」とも話しているが、「選手のキャラクターによってこういうことができるようになってきたな、というのが出てきた」とも語った。

 開幕戦からスタメンを4人入れ替え、福森をボランチで起用したように、選手個々の能力やポジション適性をチェックしながら、結果につながる積み上げをしている段階だ。

■最終盤での逆転負けに「もっと走れないとダメです」

 前半は試合の主導権を握った札幌だったが、試合は2対3で落としている。前半を1対1で折り返し、後半に入った58分にスパチョークのゴールで突き放したが、83分と90+5分に失点してしまった。

 ホームのRB大宮が後半から中盤の選手の立ち位置を修正し、交代カードで攻勢を強めたところはあった。3点目は相手のシュートが相手選手に当ってコースが変わり、ゴール前に詰めていたカプリーニ(28歳)の足元へうまく転がる、という不運もあった。

 しかしながら、川井監督は冷静に分析する。90+5分の失点で敗れたことについて、「やはりもっと走れないとダメです」と切り出した。

「攻撃がうまくいかない、というふうに見えた可能性はありますが、そもそも守備のガソリンが後半の最初からなくなっていたので、おそらくこうなるなと。ピッチに出ている11人がフィジカル的な平均値を上げていかないと、我々が目ざしているフットボールにはまだまだほど遠いかな、と思います」

 川井監督は「一歩ずつ進んでいる感覚ですね」と話す。12位に終わった昨シーズンは、リーグワースト2位の63失点を記録した。複数失点は16試合を数えた。百年構想リーグでは選手を見極めながら、攻守ともに細部まで見つめ直す作業が続く。

■明治安田J2・J3百年構想リーグ EAST-B(2節終了)

1位ヴァンフォーレ甲府(勝点6)、2位いわきFC(勝点6)、2位FC岐阜(勝点6)、4位RB大宮アルディージャ(勝点6)、5位藤枝MYFC(勝点3)、6位ジュビロ磐田(勝点2)、7位AC長野パルセイロ(勝点1)、8位北海道コンサドーレ札幌(勝点0)、9位松本山雅FC(勝点0)、10位福島ユナイテッドFC(勝点0)

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