◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子スーパー団体(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場) 【バ…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子スーパー団体(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)

 【バルディフィエメ(イタリア)16日=松末守司】エースの小林陵侑(チームROY)、二階堂蓮(日本ビール)で挑んだ日本はメダル獲得を逃した。団体メダルを獲得すれば14年ソチ五輪の銅メダル以来3大会ぶりとなったが、届かなかった。

 日本は1回目は、二階堂が131・5メートルで137・4点、小林が129メートルで134・9点を記録して合計5位だった。首位と18・9点差で2回目に進んでいた。2回目は、二階堂が131・0メートルの130・2点、小林が130・0メートルで132・7点。2回の合計535・2点の6位で3回目に進んだ。トップは568・7点のオーストリア、以下、547・3点のポーランド、538・0点のノルウェーと続く順位だった。そして迎えた3回目、日本は1人目の二階堂が138・5メートルのビッグジャンプ。6位から2位まで順位を上げて、一気にメダル圏内に入った。逆転メダルへ、最後の小林の試技を待つことになった。

 だが、3回目の2人目が飛び出すと、雪が激しく降り始めた。運営側のゲート上げ下げの判断があり、さらに雪強まり中断。ポーランドのトマシャクが飛んだが、踏み切りのタイミングが全く合わずに失速。3回目途中で競技の打ち切りが決まった。

 全チームが飛び終えていた2回目までの順位が最終結果として採用され、日本は6位の結果に。小林は3回目を飛ぶことなく、二階堂のビッグジャンプも幻となった。競技を終えた二階堂は「これがオリンピックですね。そう思うしかない」と振り返った。「1本目、2本目なかなかいいジャンプが出来なかったので、3本目にやっと合わせることが出来たが、こういう形になってしまったので悔しさはもう通り越して、むしろ前向きになっていますね」と話した。

 4人で戦う団体に代わり、今大会で初めて実施された種目。2人で戦いジャンプを2回ではなく、最大3回飛び6回の合計で争われる。体力と集中力が要求される種目で2人は過去、W杯のラージヒルでは4度(フライングで1度)組み表彰台は昨季3位に入った1回のみ。2人の力を融合し、夢舞台へ挑んだ。

 ジャンプは長らく小林頼みだった日本男子勢に、今季W杯初勝利を挙げ、今大会の3個のメダルを手にした新星の二階堂が登場し、一気に層が厚くなった。今回はメダルに届かなかったが、次大会への可能性を感じさせた。

 ◆スーパー団体 今大会が五輪初採用種目。2人1組で行われ、1人が最大3回飛ぶ。1回目の12位までが2回目に進み、8位までが最終3回目に進む方式。各国のトップ2が出場することでレベルの高い争いとなり、個人戦と比較して順位の変動も大きいことが特徴。2022年北京五輪まで行われていた4人制の団体(男子)に代わる種目。