「楽天春季キャンプ」(16日、金武) 楽天の前田健太投手(37)が16日、シート打撃に登板。今キャンプで初めて打者を相…

 「楽天春季キャンプ」(16日、金武)

 楽天の前田健太投手(37)が16日、シート打撃に登板。今キャンプで初めて打者を相手に投球した中、延べ7人に対し計26球。最速は151キロを計時し無安打、2三振、1四球の圧巻の内容で、現時点での順調な調整ぶりを披露した。今後は状態を見ながら対外試合での登板へと移行。11年ぶりに復帰する日本球界で、段階を踏んでシーズンに向けて仕上げていく。

 ハッとした瞬間は、2人目に対戦した鈴木大の打球。痛烈なライナーがマエケンを襲った。なんなくキャッチし「ただ反応しただけなんで」と苦笑い。それ以外は快音を響かせず、外野にすら飛ばせない。貫禄たっぷりの“初実戦”だ。

 「実戦形式でバッターが立つと、力の入り具合とか、ストレートの質、変化球の曲がりも変わってくる。カウントによっての力感とか、追い込んでから三振を取りにいくとか、確認しながら投げた」とこの日のテーマを明かす。「力みがあってちょっとバラついたりしましたけど、最初の登板にしてはすごく良かった」とうなずいた。

 昨季は21年のトミー・ジョン手術以降最速の152キロを記録したが、2月中旬にして151キロを計時した。「スピードで勝負するピッチャーではないんですけど、しっかり出るっていうのは、感覚とその球のスピードが合っているという感じかな」と手応えを明かす。

 この日の2三振はいずれも吉野から。一つ目はスライダー、二つ目はスプリットで奪った。課題だった日本球での変化球は「問題なかったと思います」。吉野は「メジャーリーガーだなっていう…。スライダーも見たことないような感じの曲がりだった」と感嘆した。

 登板を終えて「あとはバッターに話を聞いたりとかしながら、自分の感覚をもうちょっと仕上げていけたら」。11年ぶりの日本での登板へ、1段階ずつギアを上げていく。