楽天前田健太投手(37)が移籍後初の実戦形式で快投した。シート打撃で鈴木大、中島、宗山ら打者7人と対戦。26球を投げ、安…

楽天前田健太投手(37)が移籍後初の実戦形式で快投した。

シート打撃で鈴木大、中島、宗山ら打者7人と対戦。26球を投げ、安打性0本、2奪三振、1四球。持ち球の全球種を使って好投したベテランは「もう上出来だと思う」。最速は151キロを計測し「僕はめちゃくちゃスピードで勝負するピッチャーではないんですけど、スピードがしっかり出るのは好材料」とうなずいた。

思わずマエケンスマイルが飛び出した。1人目の吉野を空振り三振に仕留めた直後だった。次打者の鈴木大が捉えた打球は痛烈な投直となり、前田健の方へ一直線。超絶反応でダイレクトキャッチすると、マウンド付近で笑みがこぼれた。「打球当たった瞬間、(鈴木大が)すいませんって言ってました」と明かした上で、ゴールデングラブ賞5度受賞の名手は「反応できて良かった」と安堵(あんど)した。

チームメートに投げるにあたり、自身に課した目標があった。「やっぱりデッドボールを当てないこと。味方をけがさせないことが一番大事だった。そこはちゃんとクリアできた感じです」。宗山に四球を与えたものの、安定した制球を披露した。

入団当初は親交のある選手がほとんどいなかった中、チーム内の“友達”も増えた。「いや、もう全員友達です。0人から今100人ぐらいまで。チームメートとスタッフと裏方さんと。全員友達になった。友達って言ったら怒られるな(笑い)」。1軍キャンプ最年長の前田健が、チームを明るくもり立てている。【山田愛斗】

▽吉野創士(前田健に2三振)「圧じゃないですけど、さすがメジャーリーガーだなと。スライダーは見たことないような曲がりだった。対戦できてめちゃくちゃいい経験になった」

▽太田光(前田健とバッテリー)「しっかり意図を持って1球1球と実戦形式で投げていた印象。変化球のキレや真っすぐの強さはすごいあった」

▽三木肇監督(前田健が実戦形式初登板)「しっかりいいボールを放ってたと思う。勝負はシーズンだから、そこに向けて、しっかり調整してくれたらいい」