フィギュアスケート男子の22年北京五輪王者ネーサン・チェン氏が日本時間17日、“4回転の神”イリア・マリニン(米国)に…
フィギュアスケート男子の22年北京五輪王者ネーサン・チェン氏が日本時間17日、“4回転の神”イリア・マリニン(米国)について「あの厳しさは言葉にできない」と心を寄せた。
ミラノ・コルティナ五輪で金メダル大本命だったマリニンは、ショートプログラム(SP)は1位だったが、フリーでは冒頭の4回転半ジャンプ失敗から大きく崩れ、まさかの8位に終わった。
今大会、米メディア「Yahoo!Sports」の現地リポーターを務めるチェン氏は、同メディアの公式Xで公開された動画で「スケートをしている人も、そうでない人も、彼が勝つだろうと思っていた。ひとたびライトが当たり、全ての視線が注がれると、ものすごいプレッシャーがかかり、疑念もわき上がる。疑念はとても簡単に入り込んでくる」と、マリニンの置かれた状況を推察。重圧がかかると自然と演技することができなくなり「1つ1つの要素について考えざるを得なくなる。それが、あの夜、私たちが目にした光景だったと思う」などと話した。
同メディアの公式インスタグラムに公開された動画では、自身の18年平昌大会で「最初のジャンプを失敗した時、満員の観客が『う~』となったのを覚えている」というの経験を交えて解説。すぐに集中して立て直そうとしても、場内の雰囲気が一変したことを感じとってミスの連鎖が起きてしまう、満員の観客の前で演技する難しさを熱弁。「あの厳しさは言葉にできない」とマリニンに同情した。そして「イリアは若く、非常に大きな可能性を秘めている。間違いなく、今後も五輪で話題になり続ける」と期待も口にしていた。