自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で選手が対向車と正面衝突して死亡した事故で、北海道警は16日、主催した公益財団…

 自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で選手が対向車と正面衝突して死亡した事故で、北海道警は16日、主催した公益財団法人「ツール・ド・北海道協会」の大会責任者(78)と安全対策担当(63)、警備会社の幹部(54)の計3人を業務上過失致死容疑で書類送検し、発表した。道警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。幹部らは容疑をおおむね認めているという。

 道警によると、3人は2023年9月8日、上富良野町で開かれたレースで通行規制などの安全対策を怠り、大学生(当時21)を死亡させた疑いがある。

 第三者委員会の報告書によると、対向車線は主催者が規制することになっていたが、不十分だった。当日は車やバイクが進入。選手の自転車がカーブで対向車線にはみ出し、乗用車と衝突した。

 道警は、事故を起こした乗用車を運転していた会社員(65)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑、死亡した選手も道路交通法違反(安全運転義務違反)容疑で書類送検した。(朽木誠一郎、長谷川潤)