今年…
今年2月上旬のトレード・デッドラインで、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボに対してミネソタ・ティンバーウルブズやゴールデンステイト・ウォリアーズ、マイアミ・ヒートといったチームが関心を示していたと報じられた。
また、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、アデトクンボが数カ月前から新天地を求めているとリポート。リーグ屈指のビッグマンが他チームへ移籍となれば、リーグの勢力図をも変える可能性が十分あるだけに、今年のデッドライン前に最も大きな注目を集めていたと言っていい。
もっとも、トレードが成立することはなく、アデトクンボはバックスへ残留。ギリシャからやってきた211センチ110キロのフォワードは、2013年のドラフト1巡目15位で指名された球団で、在籍13シーズン目を最後まで全うすることとなった。
トレードの噂が広まっていたとはいえ、アデトクンボは今年1月に『The Athletic』とのインタビューで「僕が『トレードしてくれ』と公言する瞬間なんて絶対にない」と発言していて、今後もバックスでプレーすることをコミットしていた。
オールスターウィークエンド期間に応じた『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者とのインタビューで、アデトクンボはこう話していた。
「今日をもって、僕はミルウォーキー・バックスへコミットする。一緒に働く人たち、チームメートたち、コーチングスタッフ、そしてコーチのドック(リバースHC)とフロントオフィスのジョン(ホルストGM)へコミットする」
「今年初めからずっと言ってきたのは、自分の口から、そして僕の振る舞いから見ても、ミルウォーキー・バックスにいたくないと言うことは決してないということ」
31歳のフォワードは、今シーズンにふくらはぎのケガに悩まされ、53試合のうち23試合の欠場を余儀なくされている。それでも、30試合の出場で平均28.0得点10.0リバウンド5.6アシストにフィールドゴール成功率64.5パーセントでチームを引っ張っている。
オールスターブレイクを迎えた時点で、バックスはイースタン・カンファレンス12位の23勝30敗で負け越し。プレーオフへストレートインできる6位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(30勝24敗)との6.5ゲーム差を覆すことは厳しそうだが、プレーイン・トーナメントへ滑り込んで勝ち上がることができれば、連続プレーオフ出場記録を10シーズンへ伸ばすことが可能。
NBAキャリアをバックス一筋で突き進む男は、他のチームでプレーすること、あるいは過去2年の王者オクラホマシティ・サンダーとボストン・セルティックスで、どうフィットするのか考えたことがあると明かしていた。
それでも、アデトクンボは2021年にバックスで勝ち獲ったNBAチャンピオンの経験を美味しいステーキに例えて「もう一度、あのステーキを味わいたいんだ」と、バックスで2度目のリーグ制覇を成し遂げることを目指していると口にした。
オールスターブレイク後、アデトクンボは復帰できるのか。バックスがプレーイン進出を果たすためには、この男の活躍が不可欠となる。
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