11月11日、JXBトーナメント・クォーターファイナルでLIXILディアーズを51対31で下し、レギュラーシーズン最終節の逆転負け(26対27)の雪辱と、セミファイナル進出を勝ち取ったIBMビッグブルー。チームを勢いづかせたのは、試合開始早…

11月11日、JXBトーナメント・クォーターファイナルでLIXILディアーズを51対31で下し、レギュラーシーズン最終節の逆転負け(26対27)の雪辱と、セミファイナル進出を勝ち取ったIBMビッグブルー。チームを勢いづかせたのは、試合開始早々、LIXILの攻撃の最初のプレーをインターセプトリターンTDに仕留めたLBコグラン・ケビン(早稲田大)のビッグプレーだった。

早稲田大学高等学院でフットボールを始めたコグランは、当時からビッグプレーメーカーとして活躍してきた。当時の早大学院はDLを2人ないし1人しか配置しない特殊な守備体型をとっていた。通常、守備の選手はサインによって自分が責任を持つ場所が決められているが、ベストディフェンダーであるコグランにはあえてその役割を与えず、自分が感じるまま、思うままに動いていいという役割が与えられていた。それが、インターセプトやQBサックなどのビッグプレーを量産できた所以だった。

「高校時代、自由度の高いプレーをさせてもらったことは自分にとって貴重な経験でした。自由にプレーできる分、失敗した時は誰のせいにもできません」

自由には大きな責任が伴う。守備選手にとって自由に動いていいという役割は、『お前が止めろ』と言われているのと同義だ。自分が止められなければチームは負ける。チーム全体の勝敗を背負ってプレーするということだ。

IBMの守備システムは当時とは違ため、コグランも自分の役割を守るプレーをしている。しかし、強い相手との勝負では、どこかでアサイメント以上の働きができる要素を持っていなければならないとも感じている。

11月26日、キンチョウスタジアムで行われるセミファイナルのパナソニックインパルス戦。勝利するためにはモメンタムを掴むビッグプレーは必須となるだろう。コグランが勝敗を左右する存在であることは間違いない。

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