【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆血統で振り返る共同通信杯【Pick Up】リアライズシリ…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆血統で振り返る共同通信杯
【Pick Up】リアライズシリウス:1着
父ポエティックフレアは受胎率に問題があるため、種牡馬入りした2022年以降の種付け頭数の推移は、108→66→7→13頭。2024年以降はプライベートとなりシンジケートは解散しました。受胎率がまともであれば、社台スタリオンステーションのみならず、わが国の馬産のなかで重要な柱となっていたはずなので惜しまれます。受精能力がまったく無いわけではないので、廃用にはならず、社台グループ内で細々と種付けを行っていくようです。
現役時代にマイル戦の英2000ギニーとセントジェームズパレスSを制覇した一流馬。ガリレオ系のなかでもスピード豊かなニューアプローチの分枝なので、鈍重さはありません。昨年のジャパンCを制覇したフランス調教馬カランダガンも同じガリレオ系で、父グレンイーグルスはマイラーでした。
母レッドミラベルは、アルゼンチン共和国杯を勝ったルルーシュの半妹。「母の父ステイゴールド」は、馬体が小さく出る傾向があるせいか、天皇賞(春)を勝ったヘデントールが出ているものの、全体的には目立った成績を挙げているわけではありません。本馬の馬体重は530kg。サイズはむしろ超大型です。
今回、1800mをこなし、2000m戦への目途をつけました。とはいえ、それ以上の距離延長はプラスではないでしょう。「ガリレオ系×ステイゴールド」ですからヨーロッパの芝はフィットしそうです。
◆血統で振り返るクイーンC
【Pick Up】ドリームコア:1着
母ノームコアは現役時代、香港C、ヴィクトリアマイルなど重賞を5勝した名牝。その半妹に有馬記念をはじめGIを4勝したクロノジェネシスがいます。クロノジェネシスの初仔は共同通信杯でアタマ差2着と敗れたベレシートですから、姉妹そろって繁殖牝馬として非凡な才能を発揮しています。
父は2年連続リーディングサイアーのキズナ。先週は京都記念でジューンテイクとエリキングがワンツーフィニッシュを決めました。
母方にダンジグを持つキズナ産駒はニックスで、ジャスティンミラノ、バスラットレオン、シックスペンス、サンライズジパング、パラレルヴィジョン、エリキングなど多くの活躍馬が出ています。
母ノームコアは古馬になって本格化した馬で、その父は成長力に富んだハービンジャー。3歳時がピークではなく、来年になればさらに強くなっているはずです。