スピードスケート男子1000mで接触に泣いたベンネマルス(C)Getty Images 各競技で連日、熱戦が繰り広げられ…

スピードスケート男子1000mで接触に泣いたベンネマルス(C)Getty Images

 各競技で連日、熱戦が繰り広げられているミラノ・コルティナ五輪は、後半戦に突入した。ただ、これまでに無情なアクシデントに見舞われた選手も少なくない。

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 現地時間2月11日に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート男子1000m。2025年世界選手権覇者のユップ・ベンネマルス(オランダ)は、同走の廉子文(中国)と接触。ラスト1週のバックストレートでのクロッシングゾーンで進路を妨害される一幕があった。

 それまで驚異的なペースで滑っていた23歳。レース後には鬼の形相で廉に詰め寄り、会場は騒然とした雰囲気になった。認められた再レースでは、疲労もあってか精彩を欠き、最終的に全体5位でメダルすら逃した。

 その後のインタビュー、自身のSNSでは「涙すら出ない」「謝罪?何の解決にもならない!」「あり得ないことが現実に」などと恨み節が止まらなかったベンネマルス。家族、同胞選手、母国メディアだけでなく、世界中からの同情を誘った。

 そんな23歳は14日の500mでは、34秒89の21位に終わった。しかし、レースでは観客席から大声援が送られていた。競技後、母国のオンラインメディア『Sportnieuws.nl』の取材に応じたベンネマルスは「想像以上に心に響いた」と心境を口にした。

 そして、1000mでのアクシデントにも改めて言及。廉とは「少し話をした」と明かした上で「彼も悪気があってやったことではない。もちろん、あってはならない重大なミスだったが、もう今はわだかまりはない。前を向かないといけない」と殊勝に話した。

 19日には自身の最終種目である1500mに出場予定。意地を見せられるだろうか。なお、『Sportnieuws.nl』の記事は最後に、廉が500mのレーンに登場した際、冷ややかな拍手とブーイングが起きていたことを伝えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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