スピードスケート女子500mが15日に行われ、高木美帆(TOKIOインカラミ)が37秒27で銅メダルを獲得した。今大会2…

スピードスケート女子500mが15日に行われ、高木美帆(TOKIOインカラミ)が37秒27で銅メダルを獲得した。今大会2個目のメダル獲得で、オリンピック通算メダル数は9個に到達。スピードスケート女子では、ドイツのクラウディア・ペヒシュタインに並ぶ世界歴代2位タイの偉業を成し遂げた。

 

【画像】【ミラノ五輪】高木美帆、通算9個で世界2位タイ 女子スピードスケートの金字塔

 

高木の通算メダル9個の内訳は、金2、銀4、銅3だ。スピードスケート女子の最多記録は、オランダのイレイン・ブストが持つ13個。ペヒシュタインは金5、銀2、銅2の計9個で、1992年アルベールビルから2014年ソチまで6大会連続でメダルを獲得した長距離界の第一人者だった。

高木がこの記録に並んだのは、4度目のオリンピック出場となるミラノ・コルティナ五輪。9日の1000mで銅メダルを獲得し、通算8個として日本女子選手最多記録を更新。そして本職ではない500mでも表彰台に立ち、わずか6日間で歴史的な節目に到達した。

31歳のエースは「やってきた本数が1000mとは違う」と前置きしながら、「取り切れたということが素直にうれしい」と500mの銅メダルを喜んだ。北京五輪の銀メダルから順位は一つ落ちたが、その輝きは異なる重みを持つ。

高木のメダル獲得は、2018年平昌五輪から始まった。同大会では1500mで銀、1000mで銅、チームパシュートで金と、日本女子として初めて1大会で金銀銅すべてのメダルを獲得する快挙を達成。通算3個となった。

北京2022では、さらに4個のメダルを手にした。1000mで悲願の個人種目金メダルを獲得すると、500mと1500mで銀、チームパシュートでも銀メダル。1大会4個のメダル獲得は日本人選手史上最多で、通算7個は夏冬を通じた日本女子選手の最多記録となった。

そしてミラノ・コルティナ2026。1000mでは連覇を逃したが銅メダルを確保し、500mでも2大会連続のメダル獲得。着実に積み上げた9個のメダルが、世界の歴史にその名を刻んだ。

 

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高木にはまだチャンスが残されている。得意のチームパシュート、そして本命の1500mだ。

1500mは高木が1分49秒83の世界記録を持つ種目。平昌で銀、北京でも銀と、2大会連続で表彰台に立ちながら金メダルには届いていない。「1500mが最大の目標」と公言する高木にとって、唯一欠けているラストピースだ。

チームパシュートでは、佐藤綾乃、野明花菜らとともに3大会連続のメダルを目指す。ワールドカップ開幕戦では強豪オランダを抑えて優勝しており、金メダル獲得の可能性は十分にある。

2種目でメダルを獲得すれば、高木の通算メダル数は11個に達する。ブストの13個も視野に入ってくる数字だ。「ひとしきり喜んだので、いったん落ち着いて向き合っていきたい」。31歳のレジェンドが、日本女子スケート界の金字塔をさらに高く積み上げる。