スキージャンプ男子スーパーチームの本戦が日本時間17日3時から行われる。日本は北京五輪金メダリストの小林陵侑と、今大会で…

スキージャンプ男子スーパーチームの本戦が日本時間17日3時から行われる。日本は北京五輪金メダリストの小林陵侑と、今大会で既に3つのメダルを獲得した二階堂蓮のWエースで臨む。2人は「次こそ金」と口を揃え、新種目の初代王者に向けて強い決意を示している。

 

【画像】【ミラノ五輪】小林陵侑&二階堂蓮、未明決戦へ 新種目スーパーチームで初代金を狙う

 

男子スーパーチームは、ミラノ・コルティナ五輪から初めて正式種目として採用された。従来の4人制団体とは異なり、2人1組がペアを組んで戦う新フォーマットだ。

競技はラージヒルを舞台に、3ラウンド制のサバイバル方式で行われる。各ラウンドで2人が1本ずつジャンプし、その合計点で順位が決まる。第1ラウンド後に上位12チーム、第2ラウンド後に上位8チームへと絞られ、最終ラウンドまでの計6本のジャンプで勝敗が決する。

4人制に比べて選手の負担は大きく、1本のミスが命取りになる緊張感が特徴だ。精度と再現性が問われる厳しい戦いとなる。

五輪初出場の二階堂蓮は、今大会で快進撃を続けている。個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得すると、混合団体でも銅メダル。14日のラージヒルでは1回目トップに立ったものの、2回目で逆転を許して銀メダルとなった。

ラージヒル後、二階堂は「悔しい。絶対にドメン(プレブツ)も2本揃えてくると分かってた。2本目失敗しちゃって」と涙を浮かべた。父と抱き合い「ごめん」と謝ると、父は「がんばった。ここは通過点。まだ1試合あるから」と励ましている。そして「この悔しさを全部ぶつけて、金メダルを絶対取りに行きたい」と力強く宣言した。

一方の小林陵侑は、個人ラージヒルで6位に終わった。だが混合団体では銅メダルを獲得。2回目のジャンプについて「やっとイメージと噛み合った」と手応えを語り、銀メダルの二階堂には「よくやったよ」と声をかけた。

 

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ラージヒル後、小林は次戦への意気込みを明かした。「さっき蓮とも『次こそ金だな』って話をした。それに向けて良いジャンプをしたい」

2人は昨季のワールドカップ・ラハティ大会で3位に入るなど、スーパーチームとして既に表彰台の経験を持つ。昨年9月のサマーグランプリでは、五輪のテストイベントで2位に入った。世界と渡り合える実力は証明済みだ。

ただし、ライバルも強力だ。ラージヒル金メダルのドメン・プレブツらを擁するスロベニア、世界屈指の層の厚さを誇るオーストリア、個人ノーマルヒル王者を抱えるドイツなど、強豪がひしめく。大混戦が予想される中、小林の安定感と二階堂の爆発力が融合すれば、日本にも十分にチャンスがある。

ジャンプ競技最終日の大一番。日本のWエースが、新種目の歴史にその名を刻む。