◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 最終日(15日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6989yd(パー7…

松山英樹はペブルビーチで初トップ10の8位

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 最終日(15日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6989yd(パー72)

最終18番(パー5)で松山英樹が放った一打は光明となるかもしれない。すでに優勝の可能性がついえている状況で握った1W。左サイドに広がる海のプレッシャーから逃げず、強烈な風の中でドローボールを“枠”に収めてフェアウェイ左サイドに運んだ。アイアンで2オンし、イーグル逃しのバーディフィニッシュで通算18アンダー8位。プレーオフ惜敗だった前週に続くトップ10入りを呼び込んだ72ホール目のティショットを「(次に)つながればいいですね」と淡々と評価した。

雨風の影響は予報より限定的だった

4打差6位からもちろん逆転優勝を目指した。悪天候予報を考慮して前日からティタイムが早まっていたが、序盤はそれほど風が吹かず、雨の影響も予想より限定的だった。「最初からいま(ホールアウト時点)くらい風が吹いてくれれば、そうでもなかった」と言ったのは優勝ライン想定について。世界ランキング1位スコッティ・シェフラーをはじめ、先にティオフした選手たちが比較的穏やかなコンディションを味方に猛チャージをかけたため、通算20アンダーがマストになっていた。

ショットが乱れる場面も

2番(パー5)から2連続バーディを先行した松山は、名物7番(パー3)で絶妙なスピンコントロールを見せ、ほぼキャリーで左上2mに止めるチャンスメーク。バーティパットが右によれて外れても、続く8番で左サイドに切られたピンの狭いエリアを攻め込んで獲った。

勝負どころのサンデーバックナインを前にポイントになったのが9、10番。右サイドに海を望む美しいパー4は風の影響も大きく、フラットなライからの2打目がほとんど打てないタフなホールでもある。左手前のラフから寄せた後の1.5mを外した9番で、2日目の後半7番(パー5)以来となるボギー。ティショットを右に落とした10番もボギーにして流れを食い止められなかった。

伸ばしあぐねた「69」

2打目があと10㎝ほどでカップに入りかけた13番、2.5mのチャンスを生かした15番と反撃し、17番(パー3)のボギーも18番のバウンスバックで取り返した。風の中で伸ばしきれなかった「69」を悔しがりつつ、「でも、トップ10に入ったので」とうなずく声のトーンが少しだけ明るい。これまで上位争いに絡めなかったペブルビーチだから…というだけでもなさそう。

次週で西海岸シリーズ4連戦を締めくくる

昨季は開幕戦「ザ・セントリー」をツアー新記録の通算35アンダーで制しながら、それがシーズン唯一のトップ10入りだった。出場4試合で早くも上回る滑り出しには、どこかホッとした雰囲気も漂う。次週は「ザ・ジェネシス招待」。1年前にディフェンディングチャンピオンとして帰るはずだったカリフォルニア州リビエラCCで西海岸シリーズ4連戦を締めくくる。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)