<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア・ショートプログラム(SP)◇15日(日本時間16日…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア・ショートプログラム(SP)◇15日(日本時間16日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ

【ミラノ=木下淳】世界王者の三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が5位と出遅れた。中盤に得意のリフトで乱れが出て、まさかの今季ワースト73・11点。自己新80・01点で首位のミネルバファビエンヌ・ハゼ、ニキータ・ボロディン組(ドイツ)組を6・90点差で追う展開となった。

まさか、を裏付けるデータがSPの順位だ。現役世界王者の2人は、特にSPの安定感が高いことで知られてきた。開幕日の6日に行われた団体のSP1位を筆頭に、今季の国際スケート連盟(ISU)公認大会は6試合で1位5回。2位は1回だけだった。

その前の24-25年シーズンSPは1位5回、2位2回。23-24年は木原の腰椎分離症で2試合に出て2位2回。グランプリファイナル、4大陸選手権、世界選手権を全て制し、年間グランドスラムを達成した22-23年は6試合で1位5回、2位1回だった。合計は1位15回、2位6回を誇る。

その前が22年の世界選手権SPで3位。さらに前が22年の北京五輪で8位だった。つまり、前回大会以来ちょうど4年ぶりのSP3位以下という珍しい出遅れで、りくりゅうの強さを示すデータでもあった。

カナダ人のブルーノ・マルコット・コーチ(51)も「これまでは、いつもSPが強みだった」としつつ「今年はロング(フリー)の練習が、これまで以上に良くなっている。本当に、今までにないくらいだと感じている。私はロングに非常に自信を持っている」と強調する。

木原も「調子が悪いわけではない。明日は必ず、ここで、いつもの“りくりゅう”として、お話しできるように。必ず戻ってくるので、待っていてください。必ず戻ってきます」と約束した。

フリーも自信がある。北京五輪5位の後、こちらもISU公認大会で3位以下は1度もない。1位12回、2位6回、3位4回と、強い。

12番滑走から4組抜きの逆転での金メダルへ。運命のフリーは16日午後10時4分(日本時間17日午前6時4分)から行われる。