「練習試合、巨人2-4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇) アピールが止まらない。広島ドラフト6位の西川篤夢内…

 「練習試合、巨人2-4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 アピールが止まらない。広島ドラフト6位の西川篤夢内野手(神村学園伊賀)が2安打だ。五回守備から途中出場すると、七回にバットを折られながら左前打。九回は中前打を放った。「何で打てたんかな?ってくらい驚いている」。白い歯がこぼれた。

 対外試合デビュー戦でも堂々としていた。甲子園出場経験はなく、大観衆の前でプレーするのは初めて。「電光掲示板に、ショート・西川というのを見て興奮した」と声を弾ませたほどだ。それでも頭は冷静。七回の左前打は持ち味の積極果敢なスイングで初球打ち。九回はファウルで粘って打てる球を待ち、6球目を中前へ運んだ。

 日南キャンプの8日から1軍に合流。当初は沖縄に帯同する予定はなかったが、首脳陣の心をつかんだ。「想定外にいいものを見せてくれている。今後が楽しみ」と新井監督。高卒ルーキーの躍動に目を細めている。

 練習の虫は、1月の自主トレ期間中からわずかな時間を見つけてはバットを振った。秋山に助言を求めることもあった。「(秋山に)速い打撃マシンを、ずっと打ち続けろと言われてから毎日、打つようにした。だいぶ、速い球にも当たるようになった」。この日、150キロ近い速球に対応できたのは、その教えを実践したから。振った分だけうまくなる-。それを実感している。

 「自信がつくような一日だった」。毎日、大きな成長曲線を描く。そのカーブは無限だ。