選手たちのオフ時間を整える意味でもコンドーム枯渇はゆゆしき事態だ(C)Getty Images 日本でも小さくない話題と…

選手たちのオフ時間を整える意味でもコンドーム枯渇はゆゆしき事態だ(C)Getty Images

 日本でも小さくない話題となった。ミラノ・コルティナ五輪で選手たちが主に生活拠点としている選手村でコンドームが枯渇したというニュースだ。

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 異例の事態とも言える。そもそも五輪では夏冬に関係なく、健康衛生上の理由から選手たちにはコンドームが無料で配布される。だが、過去多くの大会で「枯渇した」というニュースになったことはなく、実際、2023年のパリ五輪では30万個が準備されていたという。しかし、今大会は開幕前に1万個しか用意していなかったという大会組織委員会の見積もりの甘さが災いしたと言えよう。

 現状を伝えた伊紙『La Stampa』によれば、IOCのマーク・アダムズ報道官は「2800人の選手が1万個を使用した。よく言われるように、選択は選手次第だ」と説明。その上で「バレンタインデーが選手村で盛り上がったことを明確に示している結果だ」と冗談交じりに語ったという。

 もっとも、「開幕から3日でなくなった」とされる選手村のコンドームだが、全員が全員、通常使用したというわけではないようだ。ミラノに拠点を置いている伊紙『Corriere della Sera』は、中古品ショッピングサイト「Vinted」で転売されていることを伝えている。

「オンラインサイトでは、選手たちの“憧れの品”が、まだ包装されたまま、傷一つない新品の状態で、売られているのが見つかった。値段はなんと105.70ユーロ(約1万9000円)。交渉可能だ。箱の下にはオリンピックのロゴが描かれている。ここから得られる教訓は、多くの選手や関係者がコンドームを土産として持ち帰り、中には売ろうとする人もいるということだ」

 無料配布されているとはいえ、オンライン上での違法転売はどこか心象が悪い。伊メディア『Fanpage.it』は「本来は健康のためのサービスとして提供されていたものが、奇妙な副業へと変貌を遂げた」と指摘。さらに「この転売はイタリア国内でも賛否両論を呼んだ」とし、「冬季オリンピックの珍しいお土産として保存しようと考え、笑って済ませた人もいれば、今大会の聖火ランナーのユニホームのオンライン販売から始まった、ますます過熱する“狂ったデジタル収集”の最新の例だと批判する人もいる」と伝えた。

 開催地でもトレンドと化した“コンドーム枯渇問題”。選手村の環境をより良く整備するためにも、運営側にはいち早い改善対応が求められそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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