自身の疑いにブチギレて、批判の的となっているケネディ(C)Getty Images 熱戦の中で投じられた一投が、国際的な…

自身の疑いにブチギレて、批判の的となっているケネディ(C)Getty Images

 熱戦の中で投じられた一投が、国際的な物議を醸している。

 問題となったのは、現地時間2月13日に行われた男子カーリング1次リーグのカナダ対スウェーデンの一戦での一幕だ。第9エンドでストーンを投じたカナダのマーク・ケネディに対して、スウェーデン側がストーンを離した後に指で押す違反行為である「ダブルタッチ」をしたのではないかと異議。映像を確認した上で同エンド終了後に正式に審判へと申告した。

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 ここでヒートアップしたのは、キャリア25年を誇るケネディだった。スウェーデンの陣営に「なんだよ?」と強い口調で語りかけた44歳は、「俺は一度もそんなことはしていない」とFワードを用いて反発。スウェーデンのオスカー・エリクソンがすかしたように「じゃあ試合が終わったら映像を見せてやる」と反論すると、「お前は黙ってろ! おい、さっさと出て行け」と声を荒げた。

 放送禁止用語を用いて相手チームに激怒したケネディ。試合後に世界カーリング連盟から口頭注意を受けたベテランは「使った言葉については後悔している。あれは不必要だった」と謝罪。その上で「彼らとはずっと対戦してきたから勝つためにできることは何でもしようとしていたんだと思う。その姿勢は尊敬する。ただ、突っかかる相手を間違えたなって思うね。とにかく自分が意図的にイカサマをしたというのは絶対的に否定する」と強調。自身に向けられた不正投球の疑いに異を唱えた。

 だが、SNSには動画や写真が多く出回り、議論が噴出。当事者となったケネディに対する疑義が強まっていた。

 そうした中で、現地時間2月14日に行われた女子1次リーグのスイス戦でもカナダが「ダブルタッチ」のジャッジを取られ、波紋はさらに広がっている印象だ。米ニュース局『NBC Sports』は「疑惑がカナダのカーリングチームを悩ませ、普段は穏やかなこのスポーツに分断を生じさせている」と指摘した。

 カナダ国内でも小さくないトピックとなっている。カナダの放送局『CBC』は、「カーリングで起きている論争の焦点は強豪カナダチームが不正行為を行っているかどうかに集中している。これは実に悩ましい事態だ」と伝え、母国代表にかけられた疑いを説くようにリポートしている。

「カーリングは激しい競争が繰り広げられる一方で、業界内で静かな仲間意識が根付いている。ゆえに不正行為の疑惑が浮上すると悪目立ちするのだ。尊重と友情の価値観を掲げるオリンピックという世界的な舞台で、自国の品格が攻撃されていることを、カナダ人は個人的な問題として受け止めている。

 スウェーデンとは氷上で確かな親交があった。互いのカーリング技術には敬意を抱いていた。しかし、いまや明らかな敵意が漂っている。これは一般層にとっては興味をそそる光景かもしれないが、カーリング界にとっては悲しい打撃なのだ」

 余波が広がるイカサマ疑惑はどう静まっていくのか。論争の行方を興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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