「練習試合、巨人2-4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇) ルーキー大奮闘じゃ~!広島は15日、今年初の対外試…
「練習試合、巨人2-4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇)
ルーキー大奮闘じゃ~!広島は15日、今年初の対外試合となる練習試合・巨人戦(那覇)に臨み、2桁安打を記録して白星発進を決めた。「1番・指名打者」でスタメン起用されたドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=が決勝の適時打を含む2安打1打点1盗塁の活躍。「最初の試合なのでワクワクした」と語る大物新人の注目度が急上昇してきた。
前評判以上のスケールの大きさに那覇まで詰めかけた鯉党はどよめき、うなった。最高気温24度。汗ばむほどの強い日差しを受けつつ、新芽の伸びが止まらない。平川は「(緊張は)しなかった。あまりしない人なので」と笑った。プロ初の対外試合。打って走って大歓声を浴び「野球って楽しいな」とかみしめた。
「1番・指名打者」で起用されると、いきなりのドラ1対決を制した。初回、巨人の竹丸と対峙(たいじ)。「指名打者なので一番打とう」と気合をみなぎらせた中、カウント2-1から直球を振り抜くと鋭い球足のゴロは二塁手の横を抜けていき中前打となった。
さらに1-1で迎えた七回無死満塁では左腕・松浦を相手にカウント1-0から右前へ決勝の勝ち越し適時打。「二塁手がセンター寄りに守っていたので右打ちでいった」という。「自分は初球からガンガン振っていける姿勢が強み」と自負する上で、打席内で冷静さを失うことなく、結果を残したところに即戦力としての予感を漂わせる。
2安打はいずれも右打席から。左右両打席から長打を奏でられる大型スイッチヒッターとしての満足感はない。左打席では強い打球の一ゴロがあったものの、2打数無安打。「左はまだ詰まったり、フライが多い」と足元を見つめ、右打席に関しても「今が平常で、もっといける。まだ体を使い切れていない。だからヒットにしかならないので、それを長打にしたい」と語り、伸びしろは無限大だ。
走塁でも三回にクイックの速さに定評のある右腕・西舘と強肩で知られる捕手・山瀬の難敵バッテリーから二盗を決めた。指名打者だったため、守備を披露する機会はなかったが、打撃と走塁で相手に強いインパクトを与えたことは確かだ。
新井監督も「適応力が本当に素晴らしい。右打席も左打席も、あんなに振って振って、いい当たりで。内容もすごくいい」と絶賛。走塁面も「思い切りの良さもあるね」と大きくうなずいた。
同じ新人の勝田、西川も安打をマーク。平川は「ルーキーも一体となって戦っていきたい」と息巻く。横一線の競争が強調される4年目の新井カープ。結果主義のサバイバルで、新風が強く吹き込み始めた。
◇平川 蓮(ひらかわ・れん)2004年3月31日生まれ、21歳。北海道出身。187センチ、93キロ。右投げ両打ち。外野手。背番号51。札幌国際情報、仙台大を経て25年度ドラフト1位で広島入団。札幌国際情報では2年夏からベンチ入りし主に投手。仙台大で野手に転向。左でも右でも長打を打てる大型スイッチヒッター。走攻守で安定。