4度目の手術が「うまくいきました!」とSNSで報告したボン(C)Getty Images ミラノ・コルティナ五輪のアルペ…

4度目の手術が「うまくいきました!」とSNSで報告したボン(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ五輪のアルペンスキー女子滑降で転倒し、左足脛骨の複雑骨折を負ったリンゼイ・ボン(米国)が、現地時間2月15日までに自身のインスタグラムを更新。「手術はうまくいきました!ようやくアメリカに帰ることができそう」と報告。明るい見通しを示した。
【動画】左膝の大ケガを負ったリンゼイ・ボンの転倒シーンを見る
ヘリコプターでの救急搬送後、すでに3度の手術を受けていたボン。米紙『New York Post』などによれば、4度目の手術が完了し、近日中の帰国に目途が立ったという。
ボンは「帰国したら、ケガについての詳しい情報や近況をお伝えします」と前置きした上で、「その前に、ベッドに横たわりながら振り返って、いくつか皆さんに伝えたいことがあります」と切り出した。
「私に起きたことを悲しく思う、というメッセージやコメントをたくさん読みました。でも、どうか悲しまないで。共感や愛、そして応援は心からありがたく受け取ります。でも、悲しみや同情はいりません。むしろこれが、皆さんが戦い続けるための力になってくれたら嬉しいです。なぜなら、私もそうしているし、これからもそうし続けるから」
41歳のレジェンドは、8日のレース当時の心境について、改めて言及した。「私はスタートゲートに立ったとき、何が起こり得るかを知らなかったわけではありません。自分が何をしているのか分かっていました。自らリスクを選びました」。1月末のW杯で左膝前十字靱帯断裂などの重傷を負っていたボン。覚悟を決めていた。
その結果が、スタートから13秒で旗門に右腕を引っかけ、身体を雪面に激しく打ち付ける形での転倒。それでも、「全力を尽くして転ぶリスクを取るほうが、本来の力を出し切らずに後悔するよりも、ずっといい。『もしもあの時…』なんて言いたくない」と訴えた。
「正直に言えば、あの瞬間の私は、ここ数年で最も身体的に強い状態でした。2019年に世界選手権で銅メダルを獲得して現役を終えたときよりも、確実に強かった。そして精神面は…完璧でした。澄み切っていて、集中し、飢えるような闘志があり、攻撃的でありながら完全に落ち着いていました」
心身ともに手応えを感じながら、結果は付いてこなかった。それを踏まえながら、「人生に保証なんてない。夢を追うというのは賭けなのです。転ぶかもしれない。でも挑戦しなければ、何も分からない」と強調した。
「この道のりの上では、転倒する価値がありました」とまで言ったボンは、「後悔はありません。スキーへの愛も変わりません。もう一度、あの山の頂に立つ瞬間を、私は楽しみにしているし、必ずまた立ちます」と再起を誓った。衰え知らずの闘志には、女王の矜持がにじんでいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「お願いだから、カメラを向けないでくれ」アルペン元女王の“悲鳴” 緊急事態で選手を守った独解説に賛辞相次ぐ「素晴らしい判断」【冬季五輪】
【関連記事】選手村でのパスタ料理で“胃もたれ” 欧州フィギュア選手の告白に伊メディアが反論「どうしても楽しめない人もいる」【冬季五輪】
【関連記事】「自分の点数には全く納得できてない」スノボHP4位の平野流佳がSNSで不満露わ 「それくらいやばいランをやった自信があります」【冬季五輪】