阪神・及川雅貴投手(24)と横浜高校の先輩でもあるデイリースポーツ評論家・中田良弘氏(66)が対談した。昨季、両リーグ…

 阪神・及川雅貴投手(24)と横浜高校の先輩でもあるデイリースポーツ評論家・中田良弘氏(66)が対談した。昨季、両リーグ最多66試合に登板した左腕に中田氏はブルペンでの変化を感じ取っていた。「良い意味での余裕」を携えた及川が目指すのは、2年連続の50試合登板。長丁場のシーズンを初めて完走した昨季の裏話も明かしつつ、今季への思いを語った。

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 中田良弘氏(以下、中田)「去年実績を残して、今年はキャンプで余裕ができた?」

 及川雅貴(以下、及川)「正直そんなにないですね。やっぱり毎年活躍を続けてのプロ野球選手だと思うので、気持ちの大きな変化は良くも悪くもないです」

 中田「でも、ブルペンを見てても自分のペースを乱してないよね」

 及川「そうですね、そういう部分では良い意味での余裕があります」

 中田「去年は『藤川監督が見ているから良いボールを投げないと』っていう気持ちなかった?」

 及川「ありました(笑)」

 中田「あるよな(笑)今年はアピールのためじゃなく、試合のためのブルペンっていう感じだよね」

 及川「昔はキャンプで結果を残さなきゃっていう気持ちでいっぱいだったんですけど、今はブルペンで内容をしっかり求める作業ができてます」

 中田「今年の目標は」

 及川「50試合登板ですかね。去年はまず10試合を目標にして、それを達成できたら次は20試合っていうふうにやってて、今年もその積み重ねで50試合が達成できたら」

 中田「しっかりしてるな、さすが横浜高校出身だね(笑)」

 及川「例年、10試合に登板したぐらいから『思うように体が動かない』というのをすごい感じてて、だからこそ目標は刻んで刻んで」

 中田「去年もしんどい時期はあった?」

 及川「波が3回ぐらいありました。一番パフォーマンスに影響が出ちゃった時は、交流戦最後のカードのソフトバンク戦と、その後のヤクルト戦ですね。その時期は全然体が動かなくて、投手コーチやトレーナーさんに相談して、練習メニューを調整して配慮していただきました」

 中田「その波を乗り越えた経験があると大きいよね」

 及川「今までだったら疲労感を覚えて、パフォーマンスもダメダメになる流れだったので、すごく自信になりました」

 中田「今年も50試合登板を目指して、とりあえず1試合1試合頑張ってください」

 及川「はい、頑張ります!」

 ◆及川 雅貴(およかわ・まさき)2001年4月18日生まれ、24歳。千葉県出身。184センチ、86キロ。左投げ左打ち。投手。背番号37。横浜から19年度ドラフト3位で阪神入団。プロ初登板は21年5月28日・西武戦(メット)で中継ぎ。昨年は両リーグ最多の66試合に登板し6勝3敗1セーブ、46ホールドでセ・リーグAWARD特別賞。