<侍日記>侍ジャパンを取材する記者がWBC期間に密着して現場の温度感を伝える「侍日記」。15日は宮崎強化合宿2日目です。…
<侍日記>
侍ジャパンを取材する記者がWBC期間に密着して現場の温度感を伝える「侍日記」。15日は宮崎強化合宿2日目です。
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宮崎キャンプに来ると、どうしても食べたくなる味がある。「ほっかま弁当」のお弁当だ。サンマリンスタジアムからすぐのレトロな雰囲気漂うお店。圧倒的なボリュームとギルティーながら唯一無二な油のうまみ香る唐揚げがパンチ力抜群でとにかくおいしい。
社会人1年目だった5年前、初キャンプ取材で巨人担当だった先輩に教えてもらったのが始まり。球場近くのおいしいグルメはこのように歴代の先輩記者や他社の先輩記者から伝承されていく。特に同スタジアムをキャンプ地とする巨人の担当記者では「ほっかま弁当」は大人気。現在は主に土日のみの営業とあって、貴重な機会を逃すまいと日刊スポーツ侍担当の4人に加え、他社の担当記者3人のお使いも頼まれ、7人分の“弁当係”を全うした。
スポーツ記者はかなり特殊な業界だ。現場への直行直帰が基本で、自社の同僚よりも他社の同じ担当記者と顔を合わせる機会の方が圧倒的に多い。外から見るとバチバチに競い合っているように思われがちだが、取材の合間には、くだらない話で盛り上がることも多い。
もちろん記事の中身や情報そのものは各社それぞれだが、限られた人数で広い現場をカバーする以上、お昼の調達ぐらい助け合うこともある。宮崎、名古屋、大阪、東京、マイアミと体力勝負な長丁場が待ち受ける。ランチのタイミングは交代交代、時間もわずかしかないが、たまにはおいしいものでエネルギーを補給している。来週もほっかま弁当、食べられたらいいな。【小早川宗一郎】