フィギュアスケートのペアで日本勢初の表彰台、金メダル最有力候補に挙げられる三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グルー…

フィギュアスケートのペアで日本勢初の表彰台、金メダル最有力候補に挙げられる三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、中6日の準備期間を理想通りに過ごした。14日(日本時間15日)は本番会場で個人ショートプログラム(SP)の前日調整。スロージャンプなど万全の仕上がりで、三浦は「本当にいい練習を積んできたからか、スケートで言い合うことはなく、桃鉄で言い合っています」とほほ笑んだ。

氷を離れると、人気ゲーム「桃太郎電鉄」で気分転換している。最新作は三浦の出身地である兵庫・宝塚も登場し「(目的地に)宝塚が出ないから、ずっとやっています」とニヤリ。9歳上の木原が三浦の進路を妨害する「うんち」を落とした際には「はい、このゲームは終わりです」。木原は「桃鉄がちょっとプラン外。僕が勝てない仕様になっています」と笑わせた。

2人にとってゲームとスケートは無関係ではない。22年北京五輪は銀メダルの団体から個人までの調整に苦戦。三浦は「タイミングが合わなさすぎて落ち込んだ。調子が全然良くならなかった」と思い返す。以降の4年間で世界選手権優勝2度。世界をゲーム持参で転戦し、木原は「そういう余裕が大事」と説く。フリーを滑った団体最終日の8日は、女子と男子の応援の合間に小1時間のウエートトレーニング。以降の2日間を休養日に充て「力強い感じが戻ってきた。全部予定通りに進められている」と中6日を有効活用した。

団体はSP、フリーともに世界歴代3位の高得点を記録し、日本に順位点満点の10点をもたらした。個人では男子の鍵山優真が銀、佐藤駿が銅メダル。木原は「チームの絆はすごく強い。また1つ2つ勇気をもらえたので、今度は僕たちがいいバトンをみんなにつなぎたい」と奮い立った。五輪でも“りくりゅうらしさ”は崩さない。【松本航】

◆桃太郎電鉄 88年に初代が発売されたゲーム。すごろくで日本全国や世界を巡る。目的地へのゴールで援助金をもらえ、最も離れた場所にいる人に貧乏神がつく。各地の物件を購入し、総資産を争う。カードを用いて他者の妨害も可能。25年11月発売の「桃太郎電鉄2~あなたの町もきっとある~」は、物件駅数最多で史上最大のボリューム。