<明治安田J1百年構想リーグ:柏1-2東京V>◇15日◇EASTグループ第2節◇三協F柏◇観衆1万3643人東京ヴェルデ…

<明治安田J1百年構想リーグ:柏1-2東京V>◇15日◇EASTグループ第2節◇三協F柏◇観衆1万3643人

東京ヴェルディがアウェーで柏レイソルを逆転で2-1と下し、開幕から2連勝でEASTグループで首位に立った。

後半アディショナルタイムに途中出場のMF福田湧矢(26)がミドルシュートを決め、劇的な決勝点を挙げた。ただ、前半から決定機を多く作られた上、後半22分には相手シュートがゴール枠に連続して2度直撃するなど運も味方しての勝ち点3だった。

城福浩監督(64)は試合後の会見で「去年はルヴァンも含めて4試合(1分け3敗)やって、我々もそうですけども、サポーターも本当に悔しい思いをさせたので、まずはここに来てくれたサポーターと一緒に喜び合えたことは良かったなというふうに思います」。

ただ試合は押し込まれる展開が続いただけに、笑顔を見せることなく厳しい表情でこう話した。

失点は前半33分、DF深澤大輝がGKマテウスへバックパスをしようとした場面で、軸足にボールが当たり空振りになったことから柏MF小泉佳穂にかっさらわれフィニッシュまで持ちこまれた。ただ、その失点の前から左サイドからDFラインの背後を取られ、決定機を何度も作られていた。不安定な流れの中、ミスが出た形だった。

「ゲームについては前半、正直もっと失点してもおかしくなかったと思います。守り方のところの、特に我々の左サイドのとこにエラーが頻発して、あれが1失点で終わったことが、失点そのものは不運でしたけども、決定機をいくつか作られているので、そこは謙虚に反省しなきゃいけないのと。(両チームの)インテンシティーがまだ高い状態の中で我々の時間をどう作るかっていうところが、前半は課題が出たかなと思います。ただ、後半は必ず我々の走力が上回るという自信があるので、ペースを落とさずに自分たちの時間を作りながら押し込むことはできるとは思っていました。返す返すも、前半を1失点で終わったというところが今日の勝因の全てかなというふうに思います」と話した。

昨シーズンから継続する水をも漏らさぬハードワーク。メンバーがあまり変わらない中、その持ち味を1月のキャンプでさらに磨き上げてきた。その成果が出ての開幕2連勝か? と問われると、こう回答した。

「走力という言い方がいいのか、回復力という言い方がいいのか。我々は去年、得点力不足っていう意味では、もう誰しもが認めるものがあった。それは誰かを取って誰かが状況を変えてくれるようなクラブではないんですよ。そうすると何をするかというと、息が上がった中で冷静な選択ができたり、冷静な技術の発揮ができたり、次のスプリントの時にもう回復ができていたりっていう状況がないと、我々はその場所にいることが大事なので。その場所にいられればミスでも成功でもあるんですけど、そこの場所にいられるような90分間そういう状況をまず作りたかったこと。その中でクオリティーを上げていくっていうのは、戦いながらやっていくというふうにやっているので、今日すぐに成果が出たとは思ってないです。そんな1回のキャンプで走力が上がるとは思っていない。これはもう26-27シーズンが始まっても、我々はおそらく年齢的に登録の平均年齢で言えば一番若いチームに恐らくそうなる。今回も26-27シーズもそうなるはずなので。じゃあその武器をどうやって生かすかという逆算から今、取り組んでいます」

攻守においてあるべき“その場所”にいることを求め、公式戦を戦いながら鍛錬していく。若さという特徴を生かし、妥協のないサッカーを作り上げていく考えだ。