【ミラノ15日=木下淳】26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、夢舞台3度…
【ミラノ15日=木下淳】26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、夢舞台3度目の出場にして念願の金メダルを獲得した戸塚優斗(24=ヨネックス)が15日、市内のジャパンハウスで行われた日本選手団のメダリスト会見に出席し「ミセス愛」を語った。
ロックバンドMrs. GREEN APPLEの大ファンで、古参のJAM’s(ジャムズ=ミセス推し)としても有名なアスリート。以前は短髪だったが、中分けの長髪にもイメージチェンジしており、この日もボーカル大森元貴“そっくり”の笑みを振りまいた。
大会前に「金メダルを取って会いたい」とボーカル大森元貴らミセスとの共演を熱望し、有言実行。「お会いできたらうれしいです」と再び願いを込めた。
「本当に好きで、滑り行く前に音楽を聴いたり。決勝の3本では聴かないんですけど、お気に入りの曲を公式練習では聴いたり、ライブに参加させていただいたり、リフレッシュというか、頑張るための要因として大切な存在となっています」
お気に入りの曲とは「愛情と矛先」で「最後に『♪大丈夫だよ』という歌詞があって、安心させてくれる曲なので、とても落ち着かせてくれるので、よく聴いています」とも明かした。
帰国後は、バンド史上初のMUFGスタジアム(国立競技場)公演となる「ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~」のチケットが「当たった」ことも打ち明け「確か7月(4、5日)が当たったんで、そこを楽しみに、また練習を頑張りたい」と語った。
戸塚は決勝の2回目でベストスコアの95・00点をマーク。前回22年の北京五輪で、平野歩夢に次ぐ銀メダルだった31歳のオーストラリア人、スコッティ・ジェームズの猛追を1・50点差でかわして頂点に立った。
日本勢2大会連続の金メダルをつかむと、指先も注目。「ネイル男子」として知られ、トリックをフルメークした競技に加え、金と青の「キラキラホロ」で“メーク”した爪も輝かせていた。前日、五輪王者になることを想像して金のネイルを施していた。
18年の平昌大会は決勝2回目で腰を強打して病院に搬送され、不完全燃焼の11位。22年北京大会も10位にとどまっていた。過去の五輪で不遇を味わってきた苦労人が、ミセスの曲にも背中を押され、一気に頂点へ駆け上がった。