◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(14日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6989yd(パー7…

パーオン率100%を記録したコリン・モリカワ(Orlando Ramirez/Getty Images)

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(14日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6989yd(パー72)

8打差27位スタートのコリン・モリカワが「62」と猛チャージを見せて通算17アンダー、首位と2打差2位に急浮上した。11バーディ(1ボギー)を量産しながら、決めたパットの総距離はわずか58.11フィート(約17.7m)。ショットがキレキレだった証しだ。

「ここ2日間、ボールを操れる感覚が昔の自分に戻った気がする。ピンハイのショットが増えたのは、ボールストライキングが頼りの選手にとって何よりのことだよ」。はっきり手応えがにじんだように、強風が吹いたコースでパーオン率100%を記録した。2019年「ジョンディアクラシック」最終日、25年「ザ・セントリー」3日目に続くキャリア3度目だが、グリーンが小さいペブルビーチではなかなかレアケースでもある。1985年大会最終日のジャック・ニクラスに始まり、史上7人目のことだった(85年以降)。

20年「全米プロ」、21年「全英オープン」といずれも初出場で2つのメジャーを制する史上初の快挙を達成したが、日本開催の23年「ZOZOチャンピオンシップ」を最後にタイトルから遠ざかっている。昨年6月「ロケットクラシック」以降はトップ10入りもない。

「みんなそうかもしれないけど、僕は特に自分に厳しい。本当に全てを出し切っているのに、予選落ちしたり30位で終わったりした時には心の中で叫びたくなる。僕は競争者であり、例えば絶好調のスコッティ・シェフラーのような世界トップクラスの選手と互角に戦えると感じているからだ。いまでもそう信じてるし、その信念が揺らぐ日まで、正面から挑み続けるつもりだ」

そして、メンタルコーチの言葉に背中を押されたと感謝する。前日にペブルビーチで出した「68」はチャンスを逃したシーンも少なくなかった。「きのう、ラウンドが終わってから言われたよ。『プロになったばかりの時は予選カットやトップ20なんて、正直どうでも良かったはず。試合で勝つために来ていたんだろう?』って。聞いた瞬間、マインドセットが切り替わった。週末の争いを制して、このトーナメントを勝つつもりで臨んだんだ」。アイアンプレーヤーとしての自信と勝者のメンタリティ。復活へのピースはそろいつつある。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)