「ボクシング・8回戦」(15日、住吉スポーツセンター) IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦のアンダーカードでスー…
「ボクシング・8回戦」(15日、住吉スポーツセンター)
IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦のアンダーカードでスーパーバンタム級8回戦が行われ、日本同級10位の辰吉寿以輝(29)=大阪帝拳=が1-0(77-75、76-76×2)の判定で、現在は日本ランクから外れている21年西部日本スーパーフライ級新人王の山内翔貴(26)=本田フィットネス=と引き分けた。
元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男である寿以輝は、昨年6月にアリエル・アンティマロ(フィリピン)に判定勝ちして以来、8カ月ぶりの実戦。175センチの長身の相手に初回終盤に右ストレートをたたき込まれるなど序盤はリズムに乗ることができなかった。3回に左フック、5回に連打で挽回してポイントでも追い上げたが、ジャッジ2人が同点として、引き分けに終わった。「ドローはドロー。倒さない自分が悪いです。思った以上に相手の距離が遠かった」と結果を受け入れた。猛攻に出た終盤は「ポイントは考えていなかった。倒しにいくことしか考えていなかった」と話した。
快勝すれば、次戦でタイトル戦に進む方針だった。「今日の内容では何とも。でも、僕は決まった試合をやるだけなんで」と寿以輝。大阪帝拳・吉井寛会長は「(スーパーバンタム級の)王座に動きがあり、ありがたいことにラブコールもある。本人と話をしていきたい。引き分けじゃ言いにくい」と今後について説明した。
リングサイドで見守った父・丈一郎は「しょうがない。(判定は勝ちで)問題ないやろ(と思った)」と試合を振り返る。そして「倒さんからこういうことになる。KOにこだわらない、白黒はっきりさせないとこうなる」と指摘し、思うような展開に持ち込めなかったことには「練習が足らんということ」と厳しかった。戦い方についても「そもそも左が少なすぎる。頭ももっと振らんと。言いたいことはあるっちゃあるけど、一緒に練習しているわけじゃないので」ともどかしい思いをはき出した。