WRC第2戦ラリースウェーデン(グラベル、スノー)は2月14日、SS9〜SS15を走行。トヨタは、昨年覇者のエルフィン・…

WRC第2戦ラリースウェーデン(グラベル、スノー)は2月14日、SS9〜SS15を走行。トヨタは、昨年覇者のエルフィン・エバンスが勝田貴元をかわして首位に浮上。サミ・パヤリは3番手をキープしたほか、オリバー・ソルベルグも4番手に順位を上げ、トヨタはトップ4を独占して最終日を迎える。

(以下、チームリリース)



WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ3
前年大会のウイナー、エバンスが首位に立ち
勝田、パヤリ、ソルベルグが総合2、3、4位につける

2月14日(土)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技3日目デイ3が、スウェーデン北部の都市「ウーメオー」を中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 33号車)が首位に立ち、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合2位に、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)が総合3位につけ、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)は総合4位に順位を上げました。



TGR WRT / McKlein

ラリー・スウェーデンのデイ3は、ウーメオーのサービスパークの西側エリアで3本のステージを各2回走り、一日の最後にはウーメオーで全長5.7kmの「ウーメオー・スプリント2」を走行。7本のステージの合計距離は104.42kmでした。土曜日も良い天気に恵まれ、ラリーは爽やかな青空の下でスタート。最高気温マイナス12度前後、最低気温マイナス22度という、スノーラリーとしては絶好と言えるコンディションで激しい戦いが繰り広げられました。

午前10時過ぎに始まったオープニングステージのSS9では、前日総合2位のエバンスがベストタイム、総合6位のソルベルグが2番手タイム、総合3位のパヤリが3番手タイム、首位の勝田が4番手タイムと、TGR-WRTのドライバーがトップ4を独占。エバンスが勝田を抜いて首位に立ち、ソルベルグも総合4位に順位を上げました。エバンスは続くSS10、11と2ステージ連続で2番手タイムを記録し、総合2位勝田との差を16.1秒に拡大。ソルベルグはSS11でベストタイムを刻み、総合3位パヤリとの差を24秒に縮めました。



TGR WRT / McKlein



TGR WRT / McKlein

ウーメオーでのミッドデイサービスを経てスタートした午後のループでは、オープニングのSS12でパヤリが今大会初のベストタイムを記録。SS13ではエバンスが、2番手タイムの勝田に2.6秒差をつける最速タイムを刻みました。日没後のスタートとなったSS14ではパヤリが、2番手タイムの勝田に0.3秒差をつけ再びベストタイムを記録。勝田とパヤリのタイム差は11.4秒に縮まりました。午前中グリップ不足に悩まされていた勝田はしかし、午後のステージを重ねる中でペースが改善。デイ3最終のSS15では2番手タイムを刻み、首位エバンスとの差を13.3秒に縮め、総合3位パヤリとの差を12.1秒に拡げて一日を終えました。また、SS15で3番手タイムだったソルベルグは、パヤリとの差を33秒に縮め、総合4位でデイ3を走り切りました。

サポート選手権のWRC2では、GR Yaris Rally2で出場のフィンランド人ドライバーふたりが、デイ2に続きラリーをリード。総合でも10位につけるローペ・コルホネンが、2位テーム・スニネン(総合11位)との差を16.6秒に拡げ、WRC2首位の座を守りました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
今日の展開にはとても満足していますし、上位に4台がつけていることを考えればなおさらです。クルマのパフォーマンスは良く、ドライバーたちは互いに激しく競い合いながらも、ミスなくプッシュし続けています。エルフィンは今回も非常に力強く、速くもスムースな走りを見せています。既に金曜日の時点で彼のパフォーマンスは確認できていましたが、今日はより有利な走行順を得て、安定して良いタイムを刻み続けました。貴元は序盤グリップ不足を感じていましたが、午後は改善し好調でした。サミもどんどん速くなっていますし、オリバーのスピードは周知の通りですので、日曜日は非常にエキサイティングな展開になりそうです。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)



TGR WRT / McKlein

全体的には良い一日でした。午前中は調子が良かったので、最大の成果を上げることができましたが、午後はやや複雑な状況でした。タイヤへの負担が予想以上に大きかったのですが、それでもクリーンに走り切ることができました。明日は、引き続き非常にチャレンジングな一日になるでしょう。2回走行するロングステージは難しく、しかも今年は逆走になります。タイム差はまだ小さいので、きっと良い戦いになるはずです。

オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)
午前中はコンディションが安定していてフィーリングも良く、タイムと順位を上げることができたので、非常に良かったです。しかし午後は再び、路面のクリーニングの影響が大きかったように思います。ルースな雪が多くあったのでリズムを掴むのに少し苦労し、横滑りも多かったのですが、それでも今日は総合4位まで順位を上げることができました。チームメイトが上位で素晴らしい仕事をしている状況で、現実的な目標だったと思いますので、明日もベストを尽くします。

勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)
今日の結果にはあまり満足していません。もっと良い走りができたはずです。午前中はグリップに苦しみ、原因は完全には特定できていませんが、多くのタイムを失ってしまいました。気温が非常に低く、厳しいコンディションだったので午後はタイヤのマネジメントも必要でしたが、幸いそれほどタイムを失わずにすみました。クルマは調子が良く、良いフィーリングが得られた時は速いペースで走ることができていました。まだ一日残っているので、全力で頑張ります。

サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)
今日は、午後ステージ優勝を2回獲得することができたこともあり、とても満足しています。クルマのフィーリングはとても良く、本格的なウィンターラリーのコンディションでの走行を楽しんでいます。午後は貴元も非常に調子が良かったので、なかなか差を詰めさせてもらえませんでした。明日はまだ長い距離が残っていますが、今日と同じリズムを維持し、プッシュし続けます。

ラリー・スウェーデン デイ3の結果
1 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) 2h05m14.6s
2 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +13.3s
3 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +25.4s
4 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +58.4s
5 エサペッカ・ラッピ/エンニ・マルコネン (ヒョンデ i20 N Rally1) +1m09.5s
6 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +1m17.7s
7 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m10.0s
8 ジョン・アームストロング/シェーン・バーン (フォード Puma Rally1) +3m24.8s
9 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +4m48.8s
10 ローペ・コルホネン/アンシ・ヴィニッカ (トヨタ GR Yaris Rally2) +8m24.1s
(現地時間2月14日19時00分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

明日のステージ情報
ラリー最終日となる2月15日(日)のデイ4は、ウーメオーの北東に展開する全長25.45kmのステージ「ベステルビーク」を、ウーメオーでの15分間のサービスを挟みSS16/17として2回走行。今年のベステルビークは、進行方向が昨年と逆向きに設定されています。最終ステージとなるSS18「ウーメオー2」は木曜日に走行したSS1の再走となり、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。3本のステージの合計距離は61.13km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は224.98kmとなります。



TGR WRT / McKlein