(14日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉カーリング 日本4―7米国) スキップ吉村紗也香の最終投は、五輪マ…

 (14日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉カーリング 日本4―7米国)

 スキップ吉村紗也香の最終投は、五輪マークの描かれた円心をそのまま通り過ぎた。

 有利な後攻で迎えた3―4の第8エンド(E)。複数得点を狙った勝負どころだった。

 だが、逆にハウス内へ石を集められ、致命的な3点が相手に加わった。

 相手は、最終予選で2枚しかない五輪切符を分け合った米国。力が拮抗(きっこう)するだけに、落とせない一戦だった。

 チーム状態は上向きで、中盤までは安定した試合運びを見せた。

 だがこの試合、スキップのショット成功率は相手が96%だったのに対し、吉村は69%。勝敗を左右する司令塔のショット精度が大きく見劣りした。第9Eの反撃は1点にとどまり、相手の勝利を認めた。

 「大事な局面で決めきれず、相手に流れがいってしまった」と吉村は振り返った。

 この日の朝に強豪スイスから初白星を挙げた勢いを保てず、1次リーグは1勝3敗。今大会は混戦模様とはいえ、過去の五輪の例を踏まえると、5勝4敗が突破に向けた最低ラインになりそうだ。

 残り5試合。メダル候補のカナダ、韓国との対戦を残している日本は早くも苦境に立たされた。

 それでも、「みんなでショットをつないでいけば、必ず結果はついてくる」と吉村。自らに言い聞かせるように語った。(清水優志)