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ミラノ・コルティナ五輪第9日の14日(日本時間15日)、スキージャンプ男子ラージヒル(ヒルサイズHS141メートル)がプレダッツォ・ジャンプ競技場で行われた。二階堂蓮(24)=日本ビール=が銀メダルを獲得し、日本勢は今大会15個目のメダルを手にした。金3、銀4、銅8の計15個は、大会9日目の時点で過去最多だった2022年北京五輪の18個を上回るペース。後半戦に向けて、さらなる記録更新への期待が高まっている。

 

【画像】【五輪】日本メダル15個目 二階堂蓮がラージヒル銀 最多更新へ視界良好

 

二階堂は1回目に140.0メートルのビッグジャンプを披露。テレマークを鮮やかに決め、154.0点の高得点で首位に立った。着地後はガッツポーズが飛び出し、会心の滑りを見せた。2位のドメン・プレブツ(スロベニア)に7点差をつけ、金メダル獲得へ有利な位置につけた。

しかし2回目、プレブツが141.5メートルの大ジャンプで合計301.8点まで伸ばすと、二階堂は136.5メートル、141.0点にとどまり、合計295.0点で逆転を許した。競技後は「悔しい~!」と絶叫し、「2本目は失敗しちゃって…。うまくいけば、というのがどうしても頭をよぎった」と悔しさをにじませた。

小林陵侑は138.5メートルを飛び、合計284.5点で6位。中村直幹は16位だった。

二階堂は今大会、男子ノーマルヒルと混合団体で銅メダルを獲得しており、今回の銀メダルで3個目となる。1998年長野五輪の船木和喜以来、ジャンプで1大会3個のメダル獲得を果たし、同一大会での日本勢ジャンプ最多メダルに並んだ。

競技後、二階堂は観客席にいた父・学さん(元ジャンプ選手、1991年世界選手権代表)の姿を見つけると涙があふれ出た。「めちゃ悔しいと伝えました。(学さんは)『よくやったよ』って言ってくれました」。抱きしめてくれた父のねぎらいの言葉に、涙が止まらなくなった。

今大会の会場は、学さんが出場した35年前の世界選手権と同じ場所。二階堂は縁を感じながら戦っていた。取材対応を終えた後も、父と抱き合って号泣する姿が印象的だった。

日本勢は今大会、大会9日目の時点で金3、銀4、銅8の計15個のメダルを獲得。過去最多だった2022年北京五輪の18個(金3、銀6、銅9)を上回るペースで推移している。金メダル数は1998年長野五輪の5個に次ぐ3位タイだ。

今大会のメダル獲得内訳は以下の通り。

金メダル(3個) 戸塚優斗(スノーボード男子ハーフパイプ)、木村葵来(スノーボード男子ビッグエア)、村瀬心椛(スノーボード女子ビッグエア)

銀メダル(4個) フィギュアスケート混合団体、鍵山優真(フィギュアスケート男子シングル)、丸山希(スキージャンプ女子ノーマルヒル)、二階堂蓮(スキージャンプ男子ラージヒル)

銅メダル(8個) フリースタイルスキー混合団体、堀島行真(フリースタイルスキー男子モーグル)、小野光希(スノーボード女子ハーフパイプ)、山田琉聖(スノーボード男子ハーフパイプ)、佐藤駿(フィギュアスケート男子シングル)、高木美帆(スピードスケート女子1000メートル)、二階堂蓮(スキージャンプ男子ノーマルヒル)、二階堂蓮(スキージャンプ混合団体)

 

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大会は折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入。引き続きメダル獲得が期待される種目が控えている。

15日深夜から16日にかけて行われるフィギュアスケート ペアのショートプログラムには、団体戦で銀メダルに貢献した三浦璃来/木原龍一組と、五輪初出場の長岡柚奈/森口澄士組が出場予定だ。個人種目での日本勢初のメダル獲得が期待される。

同じく15日深夜には、スキージャンプ女子ラージヒル決勝が行われ、ノーマルヒルで銅メダルを獲得した丸山希、混合団体で銅メダルの高梨沙羅らが出場する。女子ラージヒルは今大会から正式種目となり、五輪史上初めての実施となる。

17日にはスピードスケート女子団体パシュートの準決勝が予定されている。日本は準々決勝を2位で通過しており、平昌2018の金メダル、北京2022の銀メダルに続くメダル獲得を目指す。

同じく17日には、スキージャンプのスーパー団体が行われる。小林陵侑と二階堂蓮が出場予定で、二人は「次こそ金だな」と誓い合っており、金メダル獲得への期待が高まる。

日本選手団は大会9日目で過去最多を上回るペースでメダルを獲得。残り約半分の競技期間で、北京五輪の18個を超える記録更新から目が離せない展開だ