2026年シーズンWRC第2戦ラリースウェーデンは、2月14日(土)にラリー3日目の7SSを終え、トヨタのエルフィン・エ…
2026年シーズンWRC第2戦ラリースウェーデンは、2月14日(土)にラリー3日目の7SSを終え、トヨタのエルフィン・エバンスがチームメイトの勝田貴元に13.3秒差をつけて首位を走行。25.4秒差の総合3番手にもトヨタのサミ・パヤリがつけている。
土曜日はサービスが置かれたウメオ西側の3SS「Vannas(15.70km)」、「Sarjoliden(16.72km)」、「Kolksele(16.94km)」をサービスを挟んでリピートし、最後に「Umea Sprint(5.16km)」で締めくくる7SS、104.42km。天候は晴れ、この日の路面は凍結部分が薄く、午後の走行では雪の下からグラベルが顔を出す可能性もある。
土曜日のスタートの段階で、首位の勝田と総合2番手につけるエバンスの差は2.8秒。オープニングのSS9は、エバンスがオリバー・ソルベルグ(トヨタ)に4.8秒、サミ・パヤリ(トヨタ)に4.9秒差のベストタイム。トラクション不足に苦しんだ総合首位の勝田は7.2秒差のSS4番手タイムに留まり、この結果、エバンスが4.4秒差をつけて首位の座を取り戻した。ソルベルグもエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)をかわし、総合4番手に順位を上げている。
SS10を制したのは、前日のリタイアから再出走を果たしたマルティンス・セスクス(Mスポーツ・フォード)。エバンスが0.9秒差のセカンドベストでまとめた一方、勝田は「昨日と同じように走っているのに、まったくグリップがない」と肩を落とし、6.8秒差のSS10番手タイムに沈む。

TOYOTA
午前中を締めくくるSS11は比較的良好なスノーコンディションが広がる。ここはソルベルグがエバンスに0.9秒、パヤリに4.1秒差のベストタイムを刻む。勝田は6.7秒差のSS7番手と、午前中の3SSだけで首位エバンスとの差は16.1秒差に広がってしまう。さらに後方には、総合3番手のパヤリが12.9秒差に迫ってきた。
ウメオでのサービスを挟んだ午後のセクション。最初の走行によって荒れた路面となったSS12、パヤリがラッピに1.1秒、勝田に3.2秒、エバンスに3.9秒差をつける今回初の一番時計をマーク。勝田との差はついに10秒を切ってきた。
続くSS13はエバンスが勝田に2.6秒、ソルベルグに3.8秒差のベストタイム。セットアップの調整が功を奏し、久々に上位タイムをマークした勝田だったが、エバンスとの差は18秒、「ようやく良くなりましたが、ここまで時間がかかりすぎました」と、勝田は振り返っている。

HYUNDAI
SS14はパヤリが勝田に0.3秒、アドリアン・フルモー(ヒョンデ)に2.4秒、エバンスに2.9秒差のベストタイム。この日も最後はレッド・バーン・アリーナに大観衆が集まったSS15は、勝田が何度かワイドに膨らみながらも、ソルベルグに0.1秒、パヤリに0.7秒差をつける、この日初ベストで走り切った。首位のエバンスは2.1秒差のSS6番手タイムでまとめ、総合2番手の勝田に13.3秒差のアドバンテージを持って最終日に挑む。
午後のセクション、ペースを改善した勝田は「午前中、かなりタイムを失ってしまいました。何が問題だったのか、解明する必要があるでしょう。ただ、クルマの調子は良いので、フィーリングをつかめた時は速いペースで走ることができました。まだ1日残っていますから、ベストを尽くします」と、最終日に向けて挽回を誓った。
25.4秒差の総合3番手にパヤリ、58.4秒差の総合4番手にソルベルグが入り、上位4台をトヨタが占めた。1分09秒5差の総合5番手にラッピ、1分17秒7差の総合6番手にフルモー。SS15でヘルメットをしっかり締めていなかったことを指摘されたティエリー・ヌービル(ヒョンデ)は、1分のペナルティが科され、3分10秒0差の総合7番手つけている。

M-SPORT
競技4日目はSS16〜SS18の3SS、SS走行距離は61.13km。オープニングのSS16は、日本時間2月15日の15時33分にスタートする。
WRCスウェーデン SS15後暫定結果
1. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2:05:14.6
2. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +13.3
3. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +25.4
4. O.ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +58.4
5. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +1:09.5
6. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +1:17.7
7. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +3:10.0
8. J.アームストロング(フォード・プーマ・ラリー1) +3:24.8
9. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) +4:48.8
10. R.コルホネン(トヨタGRヤリス・ラリー2) +8:24.1