◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子個ラージヒル(14日、イタリア・ミラノ) 五輪初出場で個人…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子個ラージヒル(14日、イタリア・ミラノ)

 五輪初出場で個人ノーマルヒル、混合団体で銅メダルを手にしている二階堂蓮(日本ビール)は合計295・0点で銀メダルだった。1回目で140メートルのビッグジャンプを見せ1位に立ったが、2回目は136・5メートルと伸ばせず首をかしげた。父・学さんの胸に飛び込み、悔し涙を流した。

 以下、現地での一問一答。

 ―率直な思い。

 「めっちゃ悔しいです」

 ―涙は自然に。

 「いや、あんまり泣くタイプじゃないんですけどね。でも、父さんのことを見ちゃったら、もうなんかもう…。金メダルを見せたかったっていう思いがほんと強すぎて、もうなんか我慢できなかったっすね」

 ―あんなふうに泣いたのはいつぶり。

 「こういう悔し涙はけっこうしていないので、ちょっといつかは覚えていないですけど。かなり久しぶりだと思う」

 ―父とはどんな言葉を交わした?

 「『悔しかったよ』っていうのと、父からは『上出来だ。よく頑張った』って言ってくれました」

 ―1回目のジャンプ。

「1本目はもうめっちゃ良かったっすよ、ほんと。多分ラージヒルの中では一番いいジャンプができましたし、同時に金メダルを取れるって、思わせるようなジャンプでした」

 ―トップに立った後、考えていたことは。

 「この雰囲気を楽しむっていうことと、あとはいつも通りの自分っていうのを考えていました」

 ―笑っているようにも見えた。

 「緊張をほぐすためにいつも笑っているんですけど、それをルーチンにしているって感じなんで」

 ―2回目は直前にドメン・プレブツがすごいジャンプを見せ、会場の雰囲気が変わった。

 「自分が飛ぶ番が近づくにつれて、やっぱり緊張はしていきましたね」

 ―こんなにハイレベルなところで2本目を争い、しっかりメダルを取った。

 「ちょっとこの前も言いましたけれども、4年前の自分からしたら、ここでメダルを取れるなんてことは思いもよらなかったので。今までやってきたことがこうやって身になって。今度は銀メダルっていう形で取れて本当に良かったですね」

 ―金メダルには何が今必要か。

 「場数を踏むことしかないのかなと思います。オリンピックに限らず、ワールドカップ、世界選手権、特にビッグタイトルのかかった試合で結果を出していくことが自信にもつながりますし、もっとその場の雰囲気を楽しめるのかなと思います」

 ―今日は何が足りなかったか。

 「1本目はいいジャンプでしたけれども、2本目は飛び出し後、左のスキーが落ちてしまって、そこがちょっと影響してうまく後半伸ばしきれなかったなっていうのが一番大きいかなと思います」

 ―次につながる銀メダルになった。

 「そうですね。まだスーパーチームが残っているので、今回の銀はすごい悔しいんですけれども、スーパーチームでしっかりと金を取りに行きたいなと」

 ―五輪での通算メダル3個は日本勢タイだが。

 「いや、僕よりもっとすごい人がたくさんいるんで、それに比べたらまだまだですね」

 ―16日(日本時間17日)のスーパー団体に向けて。

 「スーパーチームは絶対に金を取りに行きたいと思います」