右の大砲ダルベック…現地でチェックした野口寿浩氏が分析 岡本和真の“代役4番”候補の新外国人は優等生だ。巨人は12日に宮…

右の大砲ダルベック…現地でチェックした野口寿浩氏が分析

 岡本和真の“代役4番”候補の新外国人は優等生だ。巨人は12日に宮崎キャンプを打ち上げ、14日から沖縄キャンプに突入する。現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は、宮崎キャンプでボビー・ダルベック内野手の打撃をチェック。新たにチームに加わった右の大砲への期待を口にした。

「右足にしっかり体重が残って、軸がブレないスイングをしている。半速球の高めに強そうなイメージがありますね。フォークやチェンジアップ、スライダーなどの変化球が抜けてくると、長打にできる力があると思います。本拠地はそんなに広くない東京ドームですし、そこそこの数字は残しそうです」

 野口氏が視察した11日はグラウンドのコンディションが悪く、室内でフリー打撃。飛距離の判断は難しかったものの、ライナー性の鋭い打球を連発した。

 レッドソックス時代の2020年にメジャーデビュー。2021年に25本塁打するなどメジャー通算47本塁打の長距離砲には、昨季までの不動の4番でブルージェイズに移籍した岡本の代役4番としての期待がかかる。

「岡本の穴は簡単には埋まりません。あれだけの打者はなかなかいない。1人で埋めるのは絶対に無理なので、チーム全体でカバーしないといけません」

キャベッジ、ウィーラー打撃コーチに助言求める

 主砲の穴を埋める1人がダルベックで、野口氏は練習姿勢にも好感を抱いている。来日2年目のキャベッジ、日米で実績があるウィーラー打撃コーチの助言に、熱心に耳を傾ける姿勢を見せており「悪いところがあれば直そうと素直に聞いている感じですね。性格の良さを感じます」とうなずいた。

「非常に真面目ですよね。当然プロだから自分の意見を押し通す選手もいますけど、外国人選手は日本の野球を理解しないと成功しません。ダルベックがキャベッジやウィーラーの話を聞こうとする姿勢は評価したい」

 日本の投手は制球が良く、ストライクからボールになる変化球で外国人を抑えようとするケースがある。弱点が露呈すると徹底的に突かれる。多くの外国人に共通することだが「外のボールになる変化球を追いかけすぎると、打撃を崩す可能性が出てきます」と課題も挙げた。

「内角の速い球で崩されたり、外角のストライクからボールになる球で軸をブラそうと攻められるはずです。そこで、どれだけ我慢できるかが鍵になると思います」

 壁にぶつかる時期がくる可能性は高いが、周囲のサポートを素直に受け入れる真面目な性格は、日本での成功への一歩になる。働き盛りの30歳の新助っ人が巨人打線を活性化させられれば、チームは勢いづくはずだ。(尾辻剛 / Go Otsuji)