◆第61回クイーンC・G3(2月14日、東京競馬場・芝1600メートル、良) 第61回クイーンC・G3は14日、東京競馬…

◆第61回クイーンC・G3(2月14日、東京競馬場・芝1600メートル、良)

 第61回クイーンC・G3は14日、東京競馬場の芝1600メートルで争われ、2番人気のドリームコア(ルメール)が好位の内から鋭く抜け出し、1馬身半差をつけて、重賞初制覇を飾った。昨年の2冠牝馬エンブロイダリーが制すなど名牝が通過点とした出世レースを快勝。桜花賞(4月12日、阪神)へ向け、新星が誕生した。

 良血馬が府中で大きな勝利をつかんだ。好位のインで進めたドリームコアは、ラスト200メートルを過ぎてエンジン全開。馬の間を力強く割って、瞬時に突き抜けた。1馬身半差をつけて初タイトルをつかみ、テン乗りのルメールは「いい反応をしてくれました」と笑顔。積雪の影響で10日に代替開催となった東京新聞杯に続き、中3日で2週連続重賞勝利の鞍上は「この馬は経験があるので、今日は自信を持って乗りました」と胸を張った。

 最内枠から五分のスタート。「内枠だったのでいいポジションをとりたかった」と勝負のポイントを挙げた鞍上。序盤はやや行きたがるそぶりを見せ、若さをのぞかせつつ勝ち切ったあたりに、非凡な能力を感じさせた。

 母のノームコアは19年のヴィクトリアマイルをコースレコードで勝利。同じ舞台で娘も輝きを放った。勝ちタイムの1分32秒6は、いずれもルメールの手綱だった25年のエンブロイダリー、16年のメジャーエンブレムに次ぐレース史上3位の走破時計。前記の2頭はのちに3歳マイルG1を制しており、その資格は十分にありそうだ。

 母も管理した萩原調教師は「良い内容だったと思います。最後はしっかり脚を使ってくれました。今後は馬の様子を見て決めたいと思います」と評価した。11月のベゴニア賞に続き、東京マイルで2連勝を飾って、全4戦3勝と弾みをつけた。桜花賞から始まる牝馬クラシック戦線に、また楽しみな一頭が現れた。(三戸 達也)

 ◆ドリームコア 父キズナ、母ノームコア(父ハービンジャー)。美浦・萩原清厩舎所属の牝3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算4戦3勝。総獲得賞金は6018万9000円。重賞初勝利。馬主は吉田勝己氏。