平成と令和の左の大砲が合体だ。3月のWBCに出場する侍ジャパンの強化合宿が14日、宮崎市内でスタートし、阪神佐藤輝明内野…

平成と令和の左の大砲が合体だ。3月のWBCに出場する侍ジャパンの強化合宿が14日、宮崎市内でスタートし、阪神佐藤輝明内野手(26)が、巨人やメジャーで活躍した松井秀喜氏(51=ヤンキースGM付特別アドバイザー)から金言をもらった。激励のため訪れていた松井氏と、フリー打撃中に約5分間談笑。詳細は「言えないっす」とけむに巻いたが、技術的なアドバイスをもらった様子で、初日から貴重な時間を過ごした。「ゴジラ」と呼ばれた大先輩との対面を刺激に、侍でも豪快な打撃を見せる。

◇    ◇    ◇

令和の大砲にとっても、「ゴジラ」と呼ばれた大先輩は大きく見えた。「やっぱり、デカいっすね! 大きいなって」。一瞬、野球少年に戻ったかのように、佐藤は目を輝かせた。

WBCに向けた宮崎強化合宿初日。「JAPAN」のユニホームに身を包んだ松井氏が激励に訪れ、初対面が実現した。「僕はもうヤンキース時代、アメリカで活躍しているすごい選手というイメージです」。

海を渡ったあこがれの主砲と言葉を交わしたのは、お昼過ぎのフリー打撃中だった。ケージ裏で見守っていた松井氏と、順番を待つ佐藤が顔を合わせた。「『去年は良かったね』と言ってもらえたので、すごくうれしかったです」。昨季2冠に輝いた自身の活躍とリーグ優勝を果たしたチームへ「おめでとうございます」と声をかけられた。「自分は子どものとき、タイガースファンだったよ」とも明かしてくれたという。

談笑は約5分間。興味津々に耳を傾ける佐藤に、松井氏が打撃の構えをしながら、身ぶり手ぶりで話すシーンもあった。内容については「言えないっす。言えない、言えない」と秘密にしたが、打撃のアドバイスをもらった様子。今後に生かせそうかと聞かれ「そうですね」とにっこりだ。

同じ左の長距離砲でセ界の本塁打キング&打点王同士。メジャーでも活躍した松井氏は、後輩スラッガーへの称賛を惜しまなかった。

松井氏 やはりそのパワーというか、スイングの強さというのは、今日見ただけでもすぐに感じました。だいぶ前にたまたま球場で見る機会がありましたけど、以前に比べると確実性と言いますか、ボールを芯で捉える、また自分のゾーンをしっかり捉えるという確率が非常に高くなっているような気がしました。

これ以上ないエールに後押しされるように、佐藤は30スイング中4本の柵越えを披露した。「(メンバーは)しゃべったことある人も多いので。変な緊張感なく、この先もいけるかなと思っています」。侍でのレギュラー奪取へ猛アピールの旅が始まる。【磯綾乃】