「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座) リハビリ調整が続いている阪神の下村海翔投手(23)が、今キャンプで初めて宜野座…

 「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)

 リハビリ調整が続いている阪神の下村海翔投手(23)が、今キャンプで初めて宜野座組に合流した。藤川監督も見つめる中でブルペンに入り投球練習。まだ100%の力ではないが、威力のあるボールを投げ込みインパクトを残した。

 他の投手陣が投球練習を終え、静寂に包まれたブルペンに下村が姿を現した。右腕を見るため、藤川監督、安藤、江草両投手コーチも集結。熱い視線を一身に浴びながら、直球を中心に変化球も交え32球を投じた。

 投球練習を終えると監督、コーチと笑顔で会話。その輪がとけると、見つめていたファンから大きな拍手が起こった。順調なステップに「バランスよく投げていた」と指揮官の表情も緩んだ。

 ベールに包まれていた下村の投球に、一度は退散しかけた他球団の関係者も慌ててブルペンに戻ってきた。広島の土生スコアラーは「めちゃめちゃいいボールを投げていたのでびっくりしました。(広島の)森下みたいなカーブもあった。(復活したら)脅威でしかない」と絶賛した。

 この日が、球団の管理する最後のブルペンだったという。今後は右腕の希望で投げ込むことができる。ただ、焦らせることは絶対にしない。藤川監督は「(2月中の対打者は)ないと思います。必要がない」ときっぱり。「3月に向けてやってもらえれば」と語った。3年目の今季こそはプロデビューを果たしたいドラ1右腕。完全復活へ一歩ずつ前進していく。