そら、連覇よ。阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が14日、球団史上初のリーグ連覇を予言した。沖縄・宜野座キャンプを視察し…

そら、連覇よ。阪神岡田彰布オーナー付顧問(68)が14日、球団史上初のリーグ連覇を予言した。沖縄・宜野座キャンプを視察し「普通に考えたら勝つの当たり前やんか」と岡田節がさく裂。巨人岡本和真内野手(29)とヤクルト村上宗隆内野手(26)の大砲2人がメジャー移籍したことが根拠で、大きな穴が埋まっていないとの指摘だ。北海道遠征がある新庄剛志監督(54)率いる日本ハムとの頂上決戦を理想に掲げるなど、岡田節は全開だった。

   ◇   ◇   ◇

日中は半袖姿も見え始めた沖縄。気温は20度を上回り、厳しい日差しも照りつける。南国を感じながら、宜野座キャンプを視察中の岡田顧問が熱弁をふるった。ペットボトルを手に今季の藤川阪神の印象を問われ「そら強いやん。普通に考えたらそら強い」と即答。「他(のチームは)弱いやろ。見て分かるやんか」と岡田節をさく裂させた。

昨季の阪神は9月7日に2リーグ制後の最速優勝を決めた。圧倒的な強さで藤川球児監督(45)を胴上げ。岡田顧問が今季も虎を優勝候補筆頭に挙げる最大の理由はセ界の大砲不在だ。

巨人は主砲の岡本がブルージェイズへ、ヤクルトは村上がホワイトソックスにポスティング移籍した。「(両球団とも)打つやつもおれへんようになってるし、(特に最下位のヤクルトは)去年あんだけ弱かったのに。それより弱なってるってことやからな。普通に考えたら勝つの当たり前やんか」と指摘。岡本はNPB通算248発、村上は同246発を誇ったが、両球団とも、穴を埋める補強はできていないとの分析だ。

連覇の先の楽しみも明かした。「北海道はちょっとなぁ、いかんとなぁ」と札幌遠征を心待ちにした。今季の日本ハムとの交流戦は甲子園開催で、阪神と日本ハムが日本シリーズに進まない限り、エスコンフィールドで試合がない。「『今年は北海道ないから、日本シリーズしか北海道行けへんから』って新庄(監督)に言うといたよ」。互いにリーグ優勝してCSを勝ち抜き、阪神OB監督同士の頂上決戦が一番の理想。またも岡田節は全開だった。

一抹の不安は、左アキレス腱(けん)損傷で長期離脱する石井大智投手(28)の穴だ。「もうなったもんはしょうがないからな。ほかでカバーするしかないもんな」。新セットアッパーの台頭を望みつつ、連覇へ突き進む阪神キャンプに目を細めていた。【只松憲】