◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子個人ラージヒル(14日、イタリア・ミラノ)【バルディフィエ…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子個人ラージヒル(14日、イタリア・ミラノ)

【バルディフィエメ(イタリア)14日=松末守司】22年北京五輪同種目の銀メダリスト、小林陵侑(チームROY)がメダルを逃した。 1本目は131メートルにとどまり11位。2本目で138・5メートルの大ジャンプで巻き返したが、6位に終わった。

 「やっとイメージとかみ合ったなという感じでした。2本目は、すごく良かったかなと思います。なかなか納得するパフォーマンスは出せていなかったんですが、今日は最後出せました」と淡々と話した。

 銀メダルを獲得した二階堂には「よくやったよ」と声をかけたという。

 初戦だった個人ノーマルヒルは8位に終わった。ラージヒルに変わり、「やっと楽しくなってきた」と気持ちを高ぶらせて挑んでいたが、メダルには届かなかった。

 前回五輪で2つのメダルを獲得。個人総合を初めて制した18~19年シーズンから昨季まで7季続けて1桁順位を維持。今季も2勝を挙げるなどW杯総合2位につける。度重なるルール変更に加え、選手の入れ替わりも激しいジャンプ界をリードしてきた日本のエースだ。

 イタリア入り後、「本調子ではない」となかかな調子を上げきれないでいたが、14日の公式練習で仕掛けた。1回目にあえて飛ばず、他選手のフライトを見る選択をした。イメージを自身のジャンプに落とし込むと、練習の最後に130メートルの好飛躍を見せて上昇のきっかけをつくった。

 メダルには届かなかったが、次は今大会の最終戦で、二階堂蓮(日本ビール)とともに挑む17日のスーパー団体に臨む。「さっき蓮とも、つぎこそ金だなと話した。それに向けて良いジャンプしたいですね」。メダル奪取なら3つで並んでいた船木和喜、原田雅彦、葛西紀明を抜いて単独最多メダルとなる。五輪初代王者に向け、エースはこのままでは終わらない。