◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(14日、ミラノ・スピードスケート競技場) 男子500メートルが行われ、日本…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(14日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 男子500メートルが行われ、日本記録保持者の新濱立也(高崎健康福祉大職)は34秒46で6位に入った。スタンドでは24年に結婚したカーリング女子ロコ・ソラーレの吉田夕梨花が見守った。ゴール後には涙を流し「こんなに大きい舞台で滑っている姿は、よく戻ってきたという思い。怪我しないで滑りきってほしいという思いで見ていた」と振り返った。昨年4月の交通事故など、多くの困難を乗り越えた夫・新濱。五輪で滑っている姿を初めて目の当たりし、入賞をたたえた。

 取材中に新濱が登場。サプライズに吉田の目が再び潤んだ。新濱は「出し切った。メダルは届かなかった、ごめん」と謝ったが、吉田は「いやいや、全然」と返し、2人で抱き合って大舞台で好走の達成感に浸った。入賞を果たした夫を「まずはお疲れさま。レースは一瞬だが、これまで積み重ねてきた時間や努力は想像以上のもの。よく頑張った」とねぎらった。

 新濱はレース後、現役続行を表明。2030年五輪を目指すと宣言した。そのことを聞いた吉田は「たぶん続けるんだろうなっていう風には思っていた。どんなペースで進んでいくかわからないが、まだまだできるチャンスがあるんだったら、自分が求めるところまで突き進んでほしい。それができるのはごく一部の選手なので、納得いくまで最後まで現役生活を楽しんでほしい」と今後に向けてのエールを送った。