<侍ジャパン強化合宿>◇14日◇宮崎侍ジャパンの強化合宿が14日、サンマリン宮崎でスタートした。午前9時過ぎにナインが姿…
<侍ジャパン強化合宿>◇14日◇宮崎
侍ジャパンの強化合宿が14日、サンマリン宮崎でスタートした。午前9時過ぎにナインが姿を見せると、集まったファンから声援が飛ぶ“侍フィーバー”が発生。パドレス・ダルビッシュ有投手(39)がアドバイザーとして背番号11の侍ウエアで登場し、ヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(51)も激励に訪れた。強力な援軍が、WBC連覇へ向けた侍戦士たちの背中を押した。
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ダルビッシュは松本裕の投球をじっくりと見つめた。乾いたミット音が鳴り響いたブルペン。時折、会話を交わす場面もあったが「アドバイスとかは全くしていなくて」と明かした。松本裕を「ユニークな投手」と表現し「低いリリースポイントからホップ成分の高い真っすぐというところと、それに加えてスプリットでも落ち幅をつくれる」と評価した。
立て続けに“門下生”がブルペンにやってきた。北山には身ぶりを交えながらカーブの投げ方を伝授。「去年くらいからカーブの曲がり方が変わったということだったので、それをどういう風に今修正しようとしているのかを聞いて。そこでどうやってカーブを投げているか聞かれたので、自分の投げ方を伝えました」と説明した。
自身の役割は理解している。一番の仕事はメジャーの舞台で経験してきたピッチクロックやピッチコムをNPBに所属する選手たちに伝えること。この日は、早速コーチ陣や捕手陣とも話し合う姿があり「日本のキャッチャーはバッターの表情とかその前のスイングの動きで配球を決めていくところがあるので、それはピッチクロックとすごく相性が悪い。だからある程度相手の傾向をデータで理解して道筋を立てた上で打者と対戦しないといけないので、そういうところがすごく大事」と指摘した。
存在感は際立っていたが、黒子に徹する。背番号「11」のウエアにサングラス姿で球場入り。練習後にはファンの声援に応え、即席のサイン会も行った。宮崎は“ダルフィーバー”に沸いたが「今回はあくまでアドバイザーとして来ているので、(選手との)コミュニケーションに関してはグラウンド内でなるべくして。出しゃばらないように」。3年前の宮崎合宿でも他の選手たちへ助力を惜しまなかった。今回は縁の下の力持ちとして、WBC連覇の力になる。【水谷京裕】