今週の日曜日は、京都競馬場で京都記念(GII)が行われます。 過去10年の京都記念を勝った10頭のうち、9頭がGIで…

 今週の日曜日は、京都競馬場で京都記念(GII)が行われます。

 過去10年の京都記念を勝った10頭のうち、9頭がGIで5着以内の実績があった馬。京都記念は多くの実力馬が国内外のGIのステップレースとして選択する一戦ですので、当然レースレベルは高くなります。レベルの高いメンバーを相手に結果を残すためには、高い能力が必要不可欠。GIで5着以内に入った実績があるような馬でなければ、勝ち切るのは難しいと言えるかもしれません。

 唯一の例外は22年のアフリカンゴールド。GIで5着以内に入った実績がなかった本馬ですが、それでも好走できたのは芝2200mに高い適性があったのでしょう。アフリカンゴールドの父はステイゴールド。ステイゴールドは父としてゴールドシップやオルフェーヴル、ドリームジャーニーなど芝2200mのGIで勝利している産駒を多数輩出。

ステイゴールド自身も現役時代には芝2200mのGIで人気薄ながら上位争いに絡んだ実績があります。過去10年の京都記念はすべて芝2200mで開催されていますので、特殊な距離に高い適性がある馬にも勝つチャンスがあると言えそうです。

 そんな京都記念で、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆長欠明けもひと追いごとに上昇

 今週の京都記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるヘデントールでした。

 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を押しているようです。

 ヘデントールは昨年の天皇賞(春)(GI)の勝ち馬ですので、近年の京都記念の傾向から勝ち馬としての資格を有している1頭と言えます。24年には菊花賞(GI)でも2着に好走していますし、京都の芝コースへの適性も十分。

 今回は昨年の天皇賞(春)以来の実戦。前走後はイギリス遠征を予定されていましたが、右後肢の剥離骨折が判明し、長期休養を余儀なくされていました。気になる状態面ですが、この中間は1月中旬からウッドコースと坂路コースで十分に乗り込まれています。1週前追い切りはウッドコースで併せ馬を消化。少し反応が鈍い面は見せていましたが、最終追い切りでは同じウッドコースの3頭併せで反応良く走れていましたし、確実に良化している印象を受けます。

 今回はエリキングやヨーホーレイクなどGIで好走している馬もいますが、GI勝ちの実績があるのはヘデントールのみ。実績だけならここでは格上と言える存在。これまでのレースで連対を外したのは出遅れたうえにペースも合わなかった24年の青葉賞(GII)のみと底を見せていないのも魅力。

 3000mよりも短い距離に出走するのは久々になりますが、芝2200mでも勝ち鞍はありますし、母父はこの距離で強さを見せるステイゴールド。父のルーラーシップも現役時代に宝塚記念(GI)で2着、AJCC(GII)で優勝と実績がありますし、血統面から距離の不安は感じられません。

 相手関係や条件などからここも大崩れすることはないはずです。休み明けが嫌われて少しでも配当がつくならば妙味たっぷりな1頭と言えますし、唯一のGI馬として力のあるところを見せてほしいところです。